世界ソフトテニス選手権とは? わかりやすく解説

世界ソフトテニス選手権

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/15 11:43 UTC 版)

世界ソフトテニス選手権
競技ソフトテニス
開始年1975年
世界
前回優勝男子ダブルス:余凱文郭建群
女子ダブルス:イ・ミンソンイ・ジョンウン
男子シングルス:上松俊貴
女子シングルス:イ・ミンソン
ミックスダブルス:ムン・ヘギョンキム・ボムジュン
男子国別対抗:日本
女子国別対抗:韓国

世界ソフトテニス選手権(せかいソフトテニスせんしゅけん)は4年毎に開催されるソフトテニスの世界選手権。主催は国際ソフトテニス連盟


概要

1973年まで9回開催されたアジア選手権が原型。

  • アジア選手権は1955年日本韓国台湾の3カ国によって「アジア軟式庭球連盟」が設立され、同連盟により1956年に3カ国対抗により開催された大会。[1]

1975年国際軟式庭球連盟(ISTF)(創立時の加盟国:日本韓国、中華民国(台湾)、アメリカベネズエラブラジル香港)が創立.第1回世界選手権は日本が主管となり日本国内で開催予定であったが、中華民国との断交に伴い困難な状況に。当時、急速に普及が進んでいたアメリカハワイ州にて開催された。台湾は中華台北ではなく、中華民国として参加。


1987年までは2年毎に、1991年以降は4年毎に開催され(1989年は中止)、2019年で16回を数え、2007年9月に韓国・安城で開催された第13回世界選手権には42カ国に及ぶの国と地域からの参加があった。

2019年には第16回大会が初めて中国大陸(浙江省台州市)で開催[2]

種目

2007世界ソフトテニス選手権大会風景
  • 男子国別対抗団体戦(2ダブルス 1シングルスの点取り戦)
  • 女子国別対抗団体戦(2ダブルス 1シングルスの点取り戦)
  • 男子ダブルス
  • 女子ダブルス
  • ミックスダブルス(第12回大会より実施)
  • 男子シングルス(第10回大会より実施)
  • 女子シングルス(第10回大会より実施)


  • 第1回〜第9回までは男子国別対抗団体戦、女子国別対抗団体戦、男子ダブルス、女子ダブルスの4種目。
  • 第10回から男子シングルス、女子シングルスが追加され6種目に、さらに第12回大会からミックスダブルスが追加され7種目となった。

開催地

Edition Year Host City Host Country Events Court
17 2024 アンソン 韓国 7 クレー
16 2019 台州 中国 7 ハード
15 2015 ニューデリー インド 7 ハード
14 2011 ムンギョン 韓国 7 クレー
13 2007 アンソン 韓国 7 クレー
12 2003 広島 日本 7 クレー
11 1999 林口 台湾 6 インドア
10 1995 岐阜 日本 6 砂入り人工芝
9 1991 ソウル 韓国 4 カーペット
8 1989 台中 台湾 4 (中止)
7 1987 ソウル 韓国 4 クレー
6 1985 名古屋 日本 4 カーペット
5 1983 台中 台湾 4 クレー
4 1981 ヒロ アメリカ合衆国 4 ハード
3 1979 テグ 韓国 4 クレー
2 1977 台中 台湾 4 ハード
1 1975 ホノルル アメリカ合衆国 4 ハード

大会結果

[3]

    男子国別
対抗戦
女子国別
対抗戦
男子
ダブルス
女子
ダブルス
男子
シングルス
女子
シングルス
ミックス
ダブルス
備考
17 2024年    日本 韓国 余凱文
郭建群
(台湾)
イ・ミンソン
イ・ジョンウン
(韓国)
上松俊貴
(日本)
イ・ミンソン
(韓国)
ムン・ヘギョン
キム・ボムジュン
(韓国)
 


16 2019年    日本 日本 余凱文
林韋傑
(台湾)
高橋乃綾
半谷美咲
(日本)
キム・ジヌン
(韓国)
謝思琪
(中国)
ムン・ヘギョン
パク・キュチョル
(韓国)
 
15 2015年    日本 韓国 イ・スヨル
パク・キュチョル
(韓国)
キム・エギョン
チュ・オク
(韓国)
キム・ジヌン
(韓国)
キム・ジヨン
(韓国)
キム・エギョン
パク・キュチョル
(韓国)
 
14 2011年    韓国 韓国 菅野創世
中本圭哉
(日本)
佐々木舞
大庭彩加
(日本)
キム・ドンフン
(韓国)
キム・エギョン
(韓国)
キム・キョンリョン
キム・テジョン
(韓国)
 
13 2007年    日本 韓国 キム・ジェボク
キム・ヒースー
(韓国)
キム・キョンリョン
イ・キョンピョ
(韓国)
キム・ジェボク
(韓国)
キム・チウン
(韓国)
キム・チウン
ヤン・トンフン
(韓国)
 
12 2003年    中華台北(台湾) 韓国 キム・ボブヒョン
バン・ジュンハン
(韓国)
パク・ヨンヒ
キム・ミョンヒ
(韓国)
バン・ジュンハン
(韓国)
河野加奈子
(日本)
パク・ヨンヒ
キム・キョンハン
(韓国)
降雨のため男子団体決勝、女子団体決勝の2試合(ともに韓国vs.台湾)が室内ハードコートで開催。
11 1999年    中華台北(台湾) 中華台北(台湾) 謝順風
陳信亨
(中華台北)
上沢恵里
裏地美香
(日本)
キム・キョンハン
(韓国)
王思婷
(中華台北)
   
10 1995年    日本 韓国 北本英幸
斉藤広宣
(日本)
金・朴
(韓国)
チャン・ハンソク
(韓国)
--(中国)    
9 1991年    韓国 日本 チャンハンソク
イスクウ
(韓国)
徳永
定本
(日本)
       
8 1989年    中止 いわゆる『一つの中国』問題でキャンセルされた大会。当時アジア競技大会への参加に力が注がれており代替国が特定できず
7 1987年    韓国 日本 キムソンスウ
チャンボンフン
(韓国)
桜井
塩崎
(日本)
6 1985年    中華台北(台湾) 日本 劉宏裕
頼永僚
(台湾)
文違菊代
日比野いおり
(日本)
ザイールがアフリカ勢として初めて参加。男子は台湾、女子は日本が個人戦で上位を独占、団体優勝と完全優勝を果たす。
5 1983年    韓国 日本 沖田豊作
桜井智明
(日本)
パンエヨン
コジェスク
(韓国)
4 1981年    日本 日本 木口利充
横江忠志
(日本)
吉留和代
松本尚美
(日本)
3 1979年    日本 韓国 井伊勝利
稲垣道夫
(日本)
パンエヨン
コジェスク
(韓国)
2 1977年    日本 日本 木之村功一
大木幸一
(日本)
パンエヨン
ペイェンスク
(韓国)
1 1975年    日本 韓国 西田豊明
時安繁
(日本)
パク

(韓国)

メダリスト

男子ダブルス

2024 余凱文郭建群 チェ・ムンス/キム・ジヌン 上岡俊介/丸山海斗
キム・テミン/キム・ボムジュン
2019 余凱文林韋傑 イ・ヒョンスパク・キュチョル イ・スヨル/キム・ジョンユン
陳宗彣/郭建群
2015 イ・スヨルパク・キュチョル キム・ドンフンキム・ボムジュン 船水颯人増田健人
小栗元貴/高月拓磨

女子ダブルス

2024 イ・ミンソン/イ・ジョンウン 高橋乃綾/久保晴華 ムン・ヘギョン/イム・チナ
イ・スジン/キム・ハンソル
2019 高橋乃綾/半谷美咲 林田リコ/島津佳那 ムン・ヘギョン]/コ・ウンジ
鄭竹玲/郭千綺
2015 キム・エギョン/チュ・オク 森田奈緒/山下ひかる 加瀬佑佳・脇田愛
鄭竹玲陳翊佳

ミックスダブルス(2003〜)

2024 ムン・ヘギョンキム・ボムジュン 高橋乃綾上松俊貴 MEENAJAY・TIWARI AADHYA
余凱文/黄詩媛
2019 ムン・ヘギョンパク・キュチョル 鄭竹玲余凱文 謝思琪・譚浩
内本隆文黒木瑠璃華
2015 キム・エギョンパク・キュチョル キム・ジヨンキム・ボムジュン
2011 キムキョンリョン/キムテジョン
2007 キムチウン/ヤンドンフン
2003 パクユンヒ/キムキョンハン

男子シングルス(1995〜)

2024 上松俊貴 パク・キヒョン キム・テミン
张耀中
2019 キム・ジヌン 牛巨達 ユンヒョンウク
KAWIN
2015 キム・ジヌン 周末 ユンヒョンウク
UAYPORN SORRACHET
2011 キム・ドンフン MAKEYEV DMITRY イ・ヨハン
JOSEPH ARCLLA
2007 キム・ジェボク チェ・ボンクォン イ・ウオンハク
ホ・キョンジン
2003 バン・ジュンハン 高川経生 イ・ウオンハク
オ・ソンリョル

旧ルール(1995-1999)

1999 キム・キョンハン 劉家綸 平山隆久
廖南凱
1995 チャン・ハンソブ 平山隆久 謝順風
陳亜東

女子シングルス(1995〜)

2024 イ・ミンソン オム・イエジン 付晓晨
江旻育
2019 謝思琪 ソンジヨン 於元祎
林田リコ
2015 キム・ジヨン 陳慧 キム・ボミ
コンチータ

国別対抗団体戦 男子

2019 日本 韓国 タイ
台湾
2015 日本 台湾 タイ
韓国
2011 韓国 日本 モンゴル
台湾
2007 日本 韓国 台湾
2003 台湾 韓国 日本
1999 台湾 韓国 日本
1995 日本 韓国 台湾
1991 韓国 台湾 日本
1987 韓国 日本 台湾
1985 台湾 韓国 日本
1983 韓国 日本 台湾
1981 日本 韓国 台湾
1979 日本 韓国 台湾
1977 日本 韓国 台湾
1975 日本 韓国 台湾

国別対抗団体戦 女子

2024 韓国 日本 中国
台湾
2019 日本 韓国 中国
台湾
2015 韓国 日本 台湾
中国
2011 韓国 日本 中国
台湾
2007 韓国 日本 中国

脚注

  1. ^ 1988年には新生アジア選手権が名古屋市で開催され、4年ごとに開催されている。
  2. ^ 初の中国開催へ!! 2019第16回世界ソフトテニス選手権 ISTF理事会開催(ソウル)”. Soft tennis homepage (2016年11月3日). 2024年11月27日閲覧。
  3. ^ Digital Archive World Championships”. Soft tennis homepage (1996年10月1日). 2024年11月27日閲覧。

参考文献

  • 日本ソフトテニス連盟発行 「日本庭球史 軟庭100年」 




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