世界の粥とは? わかりやすく解説

世界の粥

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/07 21:36 UTC 版)

「粥」の記事における「世界の粥」の解説

中国朝鮮半島ベトナムシンガポール、マレーシアタイなど東アジア・東南アジアでも一般的な食事である。中国では全般に用いる「粥(ジョウ zhōu)」の他、米のものを「大米粥(ダーミージョウ dàmǐzhōu)」、「稀飯(シーファン xīfàn)」、「糜(ミー mí)」などとも呼ぶ。三分粥のような薄いものは汁物扱いで「米湯(ミータン mǐtāng)」、「撩命湯(リャオミンタン liáomìngtāng)」などと呼ぶ地域もある。中国では日本の粥より米が原型残してない場合が多いが、地域によって、どの程度まで煮込むかの違いがある。例え広東省では半分形無くなる程度まで煮込むことが多いが、潮州料理では原型を残すことが多く逆に順徳料理にはほぼ米の原型がなくなるまで煮た「冇米粥」(モウマイチョッ。米無しの意味)と呼ぶものがある。 アジアだけではなくヨーロッパアフリカにも粥がある。フランスブルターニュ地方では古くからそば粥が庶民常食とされていた。中欧北欧では、最も量の多い食事を昼に食べると、夕食は粥で軽く済ませることも多い。ドイツでは、オートミールソバ、米、セモリナなどの粥を穀物スープ呼びバター砂糖シナモンレーズン果物コンポートナッツなどを加えて食べる。ロシアにもカーシャという粥がある。砂糖入れて甘く作った牛乳粥は南アジア西アジア中近東ヨーロッパ北アフリカにかけての広い地域見られ例えスペイン語圏各国ではアロス・コン・レチェ」として、主に子どもが喜ぶおやつとしてよく食べられている。粥の水分少なくすればプディング多くすればスープに近くなる

※この「世界の粥」の解説は、「粥」の解説の一部です。
「世界の粥」を含む「粥」の記事については、「粥」の概要を参照ください。

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