不正指令電磁的記録作成等とは? わかりやすく解説

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不正指令電磁的記録作成等

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 05:23 UTC 版)

不正指令電磁的記録に関する罪」の記事における「不正指令電磁的記録作成等」の解説

正当な理由がないのに、人の電子計算機コンピュータ)における実行の用に供する目的で、刑法168条の2第1項各号掲げ電磁的記録その他の記録作成し、または提供した場合3年以下の懲役または50万円以下の罰金処される168条の2第1項)。同項各号掲げられ電磁的記録とは、 人が電子計算機使用するに際してその意図沿うべき動作をさせず、またはその意図反す動作をさせるべき不正な指令与え電磁的記録 前号掲げるもののほか、同号の不正な指令記述した電磁的記録その他の記録2種類である。典型的には、コンピュータウイルス等のマルウェア想定されているため、「ウイルス作成罪」ともよばれるここでいう反意図性は、「当該プログラムについて一般使用者認識すべき動作実際動作異な場合」に肯定される。 また、ここでいう不正性は、「電子計算機による情報処理対す社会一般信頼保護し電子計算機社会的機能保護する」という観点から、「社会的に許容し得ないプログラム」について肯定される。 正当な理由がないのに、1項1号掲げ電磁的記録を人の電子計算機における実行の用に供した場合も同様とされる168条の2第2項)。

※この「不正指令電磁的記録作成等」の解説は、「不正指令電磁的記録に関する罪」の解説の一部です。
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