不当な抱き合わせ販売の例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/27 09:33 UTC 版)
「抱き合わせ商法」の記事における「不当な抱き合わせ販売の例」の解説
以下に、商売手法として「不当な抱き合わせ販売」とされている一部の実例を例示する。 ドラゴンクエストシリーズが新発売の時期に、品薄で入手しにくいことを利用して『ドラゴンクエストIII』・『ドラゴンクエストIV』と、他の「不人気なゲームソフト」とを抱き合わせて販売した事例(藤田屋事件)。 マイクロソフトのオペレーティングシステムである Microsoft Windows に含まれる(プリインストールされている)Internet ExplorerやWindows Media Playerなどについて、「違法な抱き合わせ販売」として、日本国内や欧州連合で、過去に何度か問題提起されている。 1996年ごろ、マイクロソフトがパソコンメーカー各社に対し、Microsoft Office のバンドル・プリインストールの際、Word/Excel をセットで販売する方針を取っていたことについて、公正取引委員会により勧告を受けたことがある。 日本のパチンコ・パチスロにおいては、人気機種を優先的にホールに導入できるようにする代わりに、同じ会社の不人気機種を抱き合わせで購入させられることが半ば常態化していたことから、2009年1月にパチンコ業界の関係4団体がそのような販売方法を規制することで合意したことが明らかにされた。しかし、合意直後の同年3月に発売されたCRスロぱちんこグラディエーターエボリューション(京楽産業.)において次機種との抱き合わせ販売が行われていたことが明るみに出た。 1993年米騒動の際に、日本米と不人気なタイ米をセット販売した米屋があった。 2019年の新型コロナウイルスによる影響でマスクがほとんど購入できない状態となっている際、ドラッグストア大手のマツモトキヨシとコクミンドラッグの一部店舗でマスクと他の商品とを抱き合わせて販売していた事例があったとして、公正取引委員会が業界団体の日本チェーンドラッグストア協会に対して、注意喚起を行ったことがある。
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