上申書の事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/10 14:23 UTC 版)
石岡市焼却事件 1999年11月中旬に三上が金銭トラブルを巡ってネクタイで男性の首を絞めて殺害し、茨城県石岡市のとある会社まで運び、敷地内の焼却場で、三上が新聞紙を丸めて火を付け廃材と一緒に焼いた。 被害男性は推定60歳代だが名字しかわからなかった。遺体が焼かれて残っていないだけでなく、身元確認も困難な状況となった。 この事件で三上は億単位の金を入手した。 北茨城市生き埋め事件 1999年11月下旬に三上が埼玉県大宮市(現さいたま市)の資産家男性(当時70代)を水戸市の駐車場で拉致して北茨城市の三上の所有地まで運んで穴を掘り、穴の中に入れて生き埋めにして殺害した。男性の土地は三上の名義にされた後売却された。 被害男性は特定されており、男性の住民票移動や土地登記の移動も上申書の通り裏付けられた。 しかし、三上所有の土地で遺体が見つからなかった(三上が証拠隠滅のために、遺体を掘り起こして別の土地に移したという情報がある)。被害男性は身寄りがなく、DNA鑑定をしても本人確認は困難であった。 この事件で三上は約7000万円を入手。 日立市ウォッカ事件 三上は、2000年7月中旬から借金を抱えていた茨城県阿見町のカーテン店経営者(当時67歳)を日立市内の事務所等で軟禁状態に置き、糖尿病と肝硬変を患っていた被害者の体調悪化を狙い1か月の間に大量の酒を与え、2000年8月中旬に三上の自宅で高アルコール濃度のウォッカを無理やり飲ませて病死に見せかけて殺害し、遺体を七会村(現城里町)下赤沢の山中の林道に運んで遺棄した事件である。8月15日に遺体が発見された。当初は警察が「事件性無し」として処理した結果、残された家族は生保会社2社から約1億円の生命保険金を手にしたが、大部分は三上達によって山分けされた。
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