三菱機
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三菱は社内符号「3MT10」「カ-5」を松原元技師を設計主務者として開発し、1932年10月に1機が完成、海軍に納入した。しかし、海軍が要求する性能を発揮することができないうちに、1934年(昭和9年)2月の試験飛行中にエンジン故障のため離陸直後に転覆大破する事故を起こし、不採用となった。なお、海軍からは「B3M1」の略符号が与えられていた。 機体は八九式艦攻の経験を生かした、堅実な木金混合骨組みに羽布張りの複葉機だったが、エンジンに主に大型機に用いられる大重量のロールス・ロイス バザード(英語版)を選択したことが性能悪化に繋がった。また、主翼は面積57.0 m2のものと48.8 m2のものの二種類が製作されていた。
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