三菱地所による買収劇
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 01:00 UTC 版)
「ロックフェラー・センター」の記事における「三菱地所による買収劇」の解説
1989年10月、三菱地所はロックフェラーセンターを所有するロックフェラーグループ(RGI)の株式51%を取得しておよそ8億4600万ドル(当時のレートで日本円にして約1200億円)で買収した。これはバブル景気期の成金的な「ジャパンマネー」による海外資産買いあさりの象徴的な例であり、アメリカ国民とニューヨーク市民の大きな反感を買い、ジャパン・バッシングの火に油を注いだ。 しかし、後に不動産不況(バブル崩壊)で莫大な赤字を出すことになり、1995年5月に連邦倒産法第11章を申請し、運営会社は破産。三菱地所が買収した14棟のうち12棟は売却され、現在は下記の「タイムライフ・ビル」と「マグロウ=ヒル・ビル」の2棟のみが三菱地所の所有となっている。
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