三木治朗

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三木治朗

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/02/16 17:46 UTC 版)

三木 治朗（みき じろう、1885年（明治18年）4月16日 - 1963年（昭和38年）7月18日）は、日本の政治家。労働運動家。参議院副議長（第3代）。参議院議員（2期）。

経歴

東京府東京市四谷区忍町（現東京都新宿区）生まれ^[1]。1895年西御田小学校卒業し、小間物問屋の丁稚奉公の後、海軍工廠を経て池上鉄工所の旋盤工として働いているときの1913年友愛会に入り^[1]、北海道に渡り室蘭日本製鋼所に勤める。同時に友愛会室蘭支部を結成する。1916年上京し^[1]、労働運動に携わり、1926年東京製鋼労働組合主事^[1]、日本労働総同盟中央委員^[2]、神奈川県連会長、同顧問、神奈川労働学校校長を経て、社会大衆党に入り、1936年川崎市会議員などを歴任する^[2]。市議時代の4年は国際労働機関総会の労働代表として同行する^[1]。

戦後、日本社会党に入り、1946年の川崎市長選挙に立候補したが、元市議長の金刺不二太郎に敗れた^[3]。翌1947年の第1回参議院議員通常選挙で神奈川県から立候補して当選^[2]。1950年に参議院副議長に就任する。参議院議員を2期務め、1959年に引退した。1963年4月16日死去、78歳。死没日をもって勲一等瑞宝章追贈、正三位に叙される^[4]。

脚注

1. ^ ^{a b c d e} “三木 治朗”. コトバンク. 株式会社DIGITALIO. 2023年2月17日閲覧。
2. ^ ^{a b c} 『議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑』416頁。
3. ^ 『川崎市史 本編』557頁。
4. ^ 『官報』第10978号10頁 昭和38年7月22日号

参考文献

• 『川崎市史 本編』川崎市、1968年。
• 衆議院・参議院『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
• 『新訂 政治家人名事典 明治～昭和』日外アソシエーツ、2003年。

外部リンク

• 三木プーリ公式ウェブサイト

議会
先代 松嶋喜作	参議院副議長 第3代：1950年 - 1953年	次代 重宗雄三
先代 金子洋文	参議院図書館運営委員長 1949年 - 1950年	次代 徳川宗敬

表 話 編 歴 参議院副議長 (1950年-1953年)
松本治一郎 松嶋喜作 三木治朗 重宗雄三 寺尾豊 平井太郎 重政庸徳 河野謙三 安井謙 森八三一 前田佳都男 加瀬完 秋山長造 阿具根登 瀬谷英行 小野明 小山一平 赤桐操 松尾官平 菅野久光 本岡昭次 角田義一 今泉昭 山東昭子 尾辻秀久 山崎正昭 輿石東 郡司彰 小川敏夫 長浜博行
議院 貴族院 参議院 衆議院

表 話 編 歴 参議院図書館運営委員長 （1949年-1950年）
新設 羽仁五郎 金子洋文 三木治朗 徳川宗敬 西田天香 宮城タマヨ 石黒忠篤 高橋道男 柏木庫治 杉山昌作 廃止

表 話 編 歴 神奈川県選挙区選出参議院議員(1947年 - )
第1回 （定数4）	三木治朗 小串清一 3年議員 鈴木憲一 大隅憲二
偶数回 定数2 第2回 曽祢益 石村幸作 第4回 曽祢益 相沢重明 第6回 曽祢益↓ 相沢重明 佐藤一郎↑ 第8回 佐藤一郎 竹田四郎 第10回 竹田四郎 秦野章 第12回 秦野章 竹田四郎 第14回 斎藤文夫 千葉景子 第16回 斎藤文夫 千葉景子 定数3 第18回 浅尾慶一郎 畑野君枝 千葉景子 第20回 小泉昭男 浅尾慶一郎↓ 千葉景子 金子洋一↑ 第22回 小泉昭男 中西健治 金子洋一 定数4 第24回 三原じゅん子 三浦信祐 真山勇一 中西健治↓ 第26回 三原じゅん子 松沢成文 三浦信祐 浅尾慶一郎 奇数回 定数2 第3回 三木治朗 河野謙三 第5回 河野謙三 田上松衛 第7回 岡三郎 河野謙三 第9回 河野謙三 片岡勝治 第11回 河野謙三 片岡勝治 第13回 服部信吾↓ 杉元恒雄 佐藤謙一郎↑ 第15回 小林正 石渡清元 定数3 第17回 松あきら 石渡清元 斎藤勁 第19回 小林温 松あきら 斎藤勁↓ 川口順子↑ 第21回 牧山弘恵 小林温↓ 水戸将史 松あきら↑ 定数4 第23回 島村大 松沢成文 佐々木さやか 牧山弘恵 第25回 島村大 牧山弘恵 佐々木さやか 松沢成文↓ 水野素子↑
↓：途中辞職、失職など、↑：補欠選挙で当選。

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