一言主信仰
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 22:48 UTC 版)
「一言主神社 (常総市)」の記事における「一言主信仰」の解説
近代にはすでに著名な神社であり、秋季例大祭の「からくり綱火」や神威が知られていた。鹿島郡や行方郡では「徴兵検査で不合格になった」、「日露戦争の召集令状が届かなかった」、「医師に見放された患者が全快した」など世評が高く、両郡から多くの人が参拝に訪れた。 鎮座地の大塚戸町には氏子組織があり、町内6つの班から1人ずつ氏子総代を選出している。氏子総代は世襲制で任期はない。 1960年代後半から1970年代中期には各地に一言主神社を崇拝する講社が結成され、最盛期の例大祭にはバス500台が詰めかけるほどであったという。しかし、その後講社は衰退したため、神社では看板の設置や昇殿祈祷の実施、祈祷料の明確化を行って個人参拝者誘致を試みた。 2011年(平成23年)の講社数は25社で、茨城県に12社(桜川市・笠間市・稲敷市など)、千葉県に11社(八千代市・成田市・佐倉市など)、東京都と栃木県に各1社となっている。講社の講員は例大祭の折に全員で昇殿祈願を行う(総参)。 個人参拝者は神社から半径60km圏内からの来訪が多く、2011年(平成23年)の昇殿祈願者は茨城県(常総市・守谷市・坂東市など)から9,208人、千葉県(野田市・柏市・我孫子市など)から2,380人、埼玉県から659人、以下、東京都、栃木県、神奈川県となっている。
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