ヴェネツィア-トリエステ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 23:58 UTC 版)
「アウトストラーダ A4」の記事における「ヴェネツィア-トリエステ」の解説
全体で延長120kmのこの区間は、アウトヴィエ・ヴェネテにより管理され、ほとんどの区間で2車線および緊急車線の構成である。この区間は、フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州のウーディネに入るまでヴェネト州を60km走る。ヴェネト州の最後のポルトグルアーロ出口でアウトストラーダ A28の始点に接続する。 2000年代初頭からの東欧諸国の著しい経済の発展の結果、このアウトストラーダは他のイタリアの高速道路と比較して大型車の交通量のめざましい増加を記録した。これに加えて、スロベニアとクロアチアの海岸に向かう夏の交通量の増加があった。交通量の増加に対するアウトストラーダのキャパシティ不足は、多くの重大事故から明らかだった。2005年に、CIPEは メストレバイパスからヴィッレッセのA34とのジャンクションまでの95km区間の3車線化拡幅計画を承認した。2008年9月5日に、フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州の自治区大統領レンツォ・トンドが、A4緊急事態対策委員代表に任命され、その後、デボラ・セッラッキアーニが引き継いだ。2014年11月17日に、最初のロットであるクアルト・ダルティーノからサン・ドナ・ディ・ピアーヴェまでの18kmが完成した。現在、ポルトグルアーロとパルマノーヴァの間の拡幅工事が進行中で、2021年に完成する予定である。サン・ドナ・ディ・ピアーヴェとポルトグルアーロの間、及びパルマノーヴァとヴィッレッセの間の工事はまだ開始されていない。パルマノーヴァの近くで、A4はA23と分岐する。A23はウーディネを経由しタルヴィージオで国境を超えてオーストリアに向かう。 この最後の区間はヴィッレッセ出口(新しいA34を使いゴリツィアで国境を超えスロヴェニア方面に行きたい人の目的地)、ロンキ・デイ・レジョナーリ(トリエステ空港とレディプーリア軍事慰霊堂方面)及び、トリエステ-リゼルト終点料金所に接続する。ドゥイーノとシスティアナの出口ではどちらもSR14に接続する(ドゥイーノではヴェネツィア方面のみしか行けない)。そして、A4はそのままラッコルド・アウトストラダーレ13(RA13)に名を変え、トリエステを通りスロヴェニアにつながる。 ヴェネツィア東からレディプーリアを含む区間で、平均車速を制御するための"safety tutor"と呼ばれるシステムが数カ所設置されている。交通警察で使われているこのシステムは、2011年2月3日に運用開始され、数時間で百件にのぼる制限速度違反を検出した。数日間のうちに、同システムで制御される他の区間の平均まで違反の顕著な減少をみた。
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