ワールド・ウェルス・レポート2015
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「ワールド・ウェルス・レポート」の記事における「ワールド・ウェルス・レポート2015」の解説
同レポートが対象としている富裕層は、金融資産を100万米ドル(約1億円相当)以上保有している個人となっている。2015年に発行されたワールド・ウェルス・レポートの要旨は以下の通り。 2014年度において、世界の富裕層人口は前年度比6.7%上昇、富裕層が保有する資産高は7.2%上昇し、過去5年間において2番目に低い数値となった。 この成長率には主にアジア太平洋地域および北米が貢献しており、アジア太平洋地域の国々には富裕層が合計約469万名と北米の人数を越えている。 世界の富裕層が保有する資産高は、2017年までに70兆米ドルを超えて、2014年度末から2017年にかけて、年間平均7.7%の成長率となることが予想されている。 株式へのアロケーションは、現金へのアロケーションを若干超えており、富裕層資産の大部分を占める資産となっている。特に日本および南米における富裕層が株式への投資割合を増加させている。 海外への投資比率は前年の36.6%とほぼ変わらず、35.8%となった。主にアジア太平洋地域および南米の富裕層は資産の大部分を海外で運用している。 富裕層に関しては、資産運用を行うための情報元を一つに絞ることはなく、資産運用会社や家族、知り合いから助言を受けている。 その他の要点 世界の富裕層人口は14.6万人、資産総額は56.4兆米ドルに増加 2014年度に新しく富裕層となった人数は92万人 投資対象は、27%が株式、18%が不動産、17%が債券、13%がオルタナティブ投資、26%が現金・預金 富裕層資産の内18%は借金・ローンなど。調査対象となった富裕層の中で、約40%はそのお金を投資に利用、22%は不動産、14%はビジネス目的に利用している。 調査対象となった富裕層の中で、30%は資産運用会社より資産運用に関するアドバイスを受けており、27%は家族、22%は知り合いよりアドバイスを受けている。
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