ワクワクとの関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 09:14 UTC 版)
イスラーム世界(アラビア語・ペルシア語圏)において「ワークワーク(الواقواق al‐Wāqwāq)」というスィーン(al-Ṣīn、中国)の東方にある地域(または島)の記録があり、9世紀半ばに著されたイブン・フルダーズベのアラビア語最古の地誌『諸道と諸国の書』(Kitāb al-Masālik wa al-mamālik)によると、ここでは黄金を産出し、衣服から犬の首輪まで黄金が用いられ、輸出も行っているとされる。またシーラ (Shīlā) という国がカーンスー(Qānṣū、杭州か揚州)の沖にあり、ここも黄金に富むという。 ワークワークは日本の旧称「倭国(わこく)」に由来するという説もあるが、スマトラ、マダガスカル、ボルネオ、フィリピンなどのアフリカや東南アジアという説もあり詳しいことは分かっていない。 シーラは山が多い、多くの王がいる、環境が良いため入国者がそのまま居住するとされ、古代の日本に当てはまる記述もあるが詳細は不明である。 イドリースィーの地図は1154年頃の知見を集めたものであるが、ポーランドにあたる地域の記述など資料の取り違えとみられる点もある。
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