Pseudocochliobolus verruculosus(ローズグラス褐点病菌)
Pseudocochliobolus verruculosus Tsuda & Ueyama [=Curvularia verruculosa Tandon & Bilgrami]
分類:子のう菌門,小房子のう菌綱,クロイボタケ目,プレオスポラ科
主に九州以南に分布。ローズグラスに褐点病を引き起こし,他のイネ科野草からも分離される。分生胞子を飛散して蔓延する。子のう胞子は自然条件下では観察されない。
性状(機能):植物病原菌 病徴→JPEG(72kb)
形態: 有性世代:培地上の対峙培養で形成。黒色の偽子のう殻を子座上に形成し,内部に長楕円形の子のう,無色,糸状,大きさ120-220×3.7-5μの子のう胞子をラセン状に巻いて形成する。 無性世代:分生子柄は褐色。分生子は淡褐色~褐色,湾曲,楕円形~紡錘形,中間細胞は膨大,末端細胞は淡色,表面粗(疣状),へそ沈在,大きさ27-33×11-15μ,2-3偽隔壁をもつ。 | ||
分生子柄と分生子 | 分生子 |
標本番号 | 菌種 | 宿主和名 | 宿主学名 | 症状 | 採集地 | 採集年月日 | 採集者 |
135-1-37 | Curvularia verruculosa | ヒゲシバ属 | Chloris sp. | 褐点病 | 沖縄県石垣市玉取崎 | 2002.2.21 | 月星隆雄 |
135-1-38 | 〃 | ローズグラス | Chloris gayana | 〃 | 〃白保 | 2003.2.20 | 〃 |
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