ロリータ・ファッションを作中に登場させている漫画家
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「ロリータ・ファッション」の記事における「ロリータ・ファッションを作中に登場させている漫画家」の解説
作者が実際に愛好しているかどうかにかかわらず、ロリータ・ファッションの登場人物を描き、愛好家に影響を与えた漫画家。 楠本まきゴシックロリータの登場よりも以前から、独特の耽美的な絵柄と「Kiss xxxx」に代表される対照的なほのぼのとしたストーリーで、ロリータテイスト、ゴシックテイストを愛するファンに熱狂的に愛されてきた。彼女の作風からは1980年代後半から90年代前半のロックファンの少女の心境も味わえる。最近の作品は、フェティッシュな絵柄とカルトムービーのような表現が印象的。 矢沢あい「NANA」「ご近所物語」「Paradise Kiss」にパンクスタイルやロリータ・ファッションを描いている。「NANA」の美里など、「ご近所物語」の頃から登場人物のファッションスタイルにロリータスタイルを取り入れている。ゴシックロリータの精神性に重点を置いている三原ミツカズと比べると矢沢あいの視点は、圧倒的にファッションとしてのロリータに置かれており、矢沢あいはゴシックやロリータの精神論には興味がなく、ファッションに夢中な少女たちへの眼差しの中にロリータ・ファッションの少女たちも点描されており、違ったファッションを選びながらも、同じ葛藤に揺れる同世代の女性に共振している様な描写が多い。「Fetish」において、嶽本野ばらと対談した。 三原ミツカズ嶽本野ばらやmanaと並ぶゴシックロリータ文化のリーダー的存在であり、野ばらが乙女をテーマとした「ロリータ文化」を代表する存在なら、三原は「ゴシックロリータ」のイメージに強く影響を与えた漫画家である。三原の作品は特に洋服を緻密に描きこんだファッショナブルな絵柄が印象的で、そのストーリーから社会派と捉えられている。ロリータよりもゴシックアンドロリータのイメージの強い漫画家ではあるが、画集「chocolate」ではゴシック要素のないロリィタも描いている。
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