ロボットキッチンによるピザの製造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/29 09:39 UTC 版)
「ズームピザ」の記事における「ロボットキッチンによるピザの製造」の解説
本社工場では1時間あたり372枚のピザ製造能力を保有し、スマホのアプリから注文が入ると決済され製造ラインにオーダーが入る仕組みとなっている。当初はスタッフがピザ生地を機械にセットする必要があったが2017年6月より生地回しロボット「Doughbot」が9秒で生地をピザの形に加工する。この「Doughbot」導入により従来比36秒の短縮と生地を延ばす際に生地が縮むのを防ぐ添加剤の削減を実現した。 均等に広げられたピザ生地はコンベアで次の工程に運ばれると2種類のソースディスペンサー「Georgio」「Pepe」により注文に応じたソースが塗布され、ソース散布ロボット「Marta」により2秒弱でソースが生地全体へ塗り拡げられる。その次の工程ではスタッフの手により具材がトッピングされる。この工程だけはトッピング種類により重量やサイズや質感が異なるため自動化が難しいとされる。そしてロボットアーム「Bruno」がピザをオーブンへ移動し焼き上げ、オーブンから配達スタッフの手でスライサーに運ばれ八等分され宅配用ボックスに梱包される。2018年6月にはロボットアーム「Vincenzo」が投入され800度のオーブンからピザを取り出す危険な作業も自動化され8秒間隔で近くの棚に置かれるようになった。(当初は本社で完全に焼き上げて配達していたが2016年9月以降は本社で1分ほど軽く焼き、前述の通りデリバリートラックを用いて到着直前に焼き上げる方式となった。) ロボットには1台あたり2万から3万5000ドルのコストがかかっているが、ロボット化により工程削減や人件費削減が可能となり高品質な食材を用いて一般的なピザよりカロリーを抑えてあるとされる。
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