ロベルト・ディ・マッテオとは? わかりやすく解説

ロベルト・ディ・マッテオ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/18 02:13 UTC 版)

ロベルト・ディ・マッテオ
2015年のディ・マッテオ
名前
ラテン文字 Roberto DI MATTEO
基本情報
国籍 イタリア
スイス
生年月日 (1970-05-29) 1970年5月29日(54歳)
出身地 スイス シャフハウゼン
身長 178cm
体重 74kg
選手情報
ポジション MF
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
1988-1991 シャフハウゼン 50 (2)
1991-1992 チューリッヒ 34 (6)
1992-1993 アーラウ 33 (1)
1993-1996 ラツィオ 87 (7)
1996-2002 チェルシー 119 (26)
通算 323 (42)
代表歴
1994-1998[1] イタリア 34 (2)
監督歴
2008-2009 MKドンズ
2009-2011 WBA
2011-2012 チェルシー (アシスタントコーチ)
2012 チェルシー
2014-2015 シャルケ
2016 アストン・ヴィラ
1. 国内リーグ戦に限る。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

ロベルト・ディ・マッテオRoberto Di Matteo1970年5月29日 - )は、スイスシャフハウゼン出身の、元プロサッカー選手サッカー指導者。元イタリア代表。現役時代のポジションミッドフィールダー(MF)

選手経歴

スイスシャフハウゼンにてイタリア人の両親の間に生まれる。1988年に地元クラブのFCシャフハウゼンでプロ初出場。1993年にはFCアーラウでリーグ制覇を成し遂げ、最優秀選手に選ばれた。翌シーズンからセリエASSラツィオに移籍。3シーズンに渡りレギュラーとしてプレーした。

1996年夏にプレミアリーグチェルシーFCに移籍。移籍金490万ユーロは当時のクラブ最高額であった。1年目から9ゴールを挙げチームに馴染むと、中盤の底から繰り出す効果的なロングパスを武器にチームの主力として活躍。1997年2000年FAカップ決勝戦では、決勝ゴールを挙げて優勝に貢献。1998年には、UEFAカップウィナーズカップフットボールリーグカップUEFAスーパーカップ制覇に貢献した。そして2002年に怪我のため、31歳で現役引退した。

サッカーイタリア代表としては、1996年の欧州選手権と1998年のフランスW杯を含む34試合に出場した。

指導者経歴

ロンドンで複数のレストランを経営する傍ら、2008年からフットボールリーグ1(3部相当)のミルトン・キーンズ・ドンズFCで指導者としてのキャリアをスタート。2009年より指揮を執ったウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンFCでは攻撃的なサッカーを展開しプレミアリーグ昇格に導いた[2]

2011年に古巣チェルシーFCのアシスタントコーチに就任。2012年3月4日、シーズン途中のアンドレ・ビラス・ボアス監督解任に伴い、暫定的に監督に昇格した[3]。リーグ戦では順位を上げられず6位に終わったが、国内外でのカップ戦では勝ち進むことに成功。5月5日に行われたFAカップ決勝でリヴァプールFCを破り優勝を飾ると、同月19日のUEFAチャンピオンズリーグ決勝でもPK戦の末にバイエルン・ミュンヘンに勝利。チェルシーが同大会で初優勝を収めシーズンを終えた後、正式に監督として2年契約を結んだ。だが5ヶ月後の11月21日、成績不振により解任された[4]スタンフォード・ブリッジではディマッテオの現役時代の背番号「16」にちなみ、試合開始16分に彼の功績を称える拍手が行われていた。[5]

2014年10月、シャルケ04の監督に就任[6]。チャンピオンズリーグでは決勝トーナメントに進出し、ベスト16でレアル・マドリードと対戦。前大会王者をあと一歩まで追い詰めるも合計スコア4-5で敗退。2015年5月26日に辞任した。

2016年6月2日、アストン・ヴィラFCの監督に就任。

2023年1月4日、全北現代モータースのテクニカルアドバイザーに就任した[7]

所属クラブ

代表歴

出場大会

試合数

  • 国際Aマッチ 34試合 2得点(1994年-1998年)[8]


イタリア代表 国際Aマッチ
出場 得点
1994 2 0
1995 8 0
1996 8 0
1997 11 1
1998 5 1
通算 34 2

監督歴

監督成績

クラブ 就任 退任 記録
試合 勝ち 分け 負け 勝率 %
ミルトン・キーンズ・ドンズFC 2008年7月2日 2009年6月30日 52 27 11 14 051.92
ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンFC 2009年6月30日 2011年2月6日 83 40 19 24 048.19
チェルシーFC 2012年3月4日 2012年11月21日 42 24 9 9 057.14
シャルケ04 2014年10月7日 2015年5月26日 33 14 7 12 042.42
アストン・ヴィラFC 2016年6月2日 2016年10月3日 12 1 7 4 008.33

タイトル

選手時代

FCアーラウ
チェルシーFC

指導者時代

チェルシーFC
個人
  • プレミアリーグ月間最優秀監督:2010年9月
  • スイススポーツアワード・コーチオブザイヤー:1回(2012)
  • リーグマネージャー協会年間最優秀監督:1回(2012)

脚注

  1. ^ “Roberto Di Matteo - International Appearances” (英語). The Rec.Sport.Soccer Statistics Foundation. http://www.rsssf.com/miscellaneous/dimatteo-intl.html 
  2. ^ 頓挫したビラスボアスの「3年計画」。迷走するチェルシーはどこへ行く? 3
  3. ^ CHELSEA AND VILLAS-BOAS PART COMPANY”. chelseafc.com (2012年3月4日). 2012年3月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年3月4日閲覧。
  4. ^ STATEMENT ON ROBERTO DI MATTEO”. chelseafc.com (2012年11月21日). 2012年11月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年11月21日閲覧。
  5. ^ Abramovich didn't give Di Matteo enough rope
  6. ^ "S04 trennt sich von Jens Keller – Roberto Di Matteo übernimmt" (Press release) (ドイツ語). Schalke 04. 7 October 2014.
  7. ^ 유지호 (2023年1月4日). “K League's Jeonbuk hire ex-Chelsea boss Di Matteo as technical adviser” (英語). Yonhap News Agency. 2023年1月20日閲覧。
  8. ^ ロベルト・ディ・マッテオ - National-Football-Teams.com

外部リンク


ロベルト・ディ・マッテオ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/14 23:01 UTC 版)

UEFAチャンピオンズリーグ 2011-12 決勝」の記事における「ロベルト・ディ・マッテオ」の解説

試合内容について バイエルン得点したとき、残り時間はあまり残されていなかった。しかし、選手たちは今大会で示してきたとてつもなく強いハート情熱決勝戦でも示してくれた。そして、同点として延長戦に入ることができ、気分上向いた。 バイエルンについて バイエルン今夜てもいいサッカーをしていたし、非常にいいチームだった。だからこそ決勝まで勝ち残ることができたのであり、この大会で何度も優勝している実績もある。PK戦くじびきのようなもの。PK戦敗れるのはやはり本当につらいことなので、バイエルン気持ち理解できる

※この「ロベルト・ディ・マッテオ」の解説は、「UEFAチャンピオンズリーグ 2011-12 決勝」の解説の一部です。
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