ロベルト・ツィンマーマン
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オーストリアの哲学者でありヘルバルト主義者でもあるロベルト・ツィンマーマン(ドイツ語版)(1824年-98年)は、いわゆる「哲学序論」の創始者でもある。かれは1882年の自らの著作において「人智学」という言葉を選んだ(『人智学概論 実念論的基礎に基づいた観念論的世界解釈体系のための草稿』、1882年)。その哲学講義を若かりし日にルドルフ・シュタイナーも聴講したことがあるというツィンマーマンは、「通俗的な体験の見地が担う制約と矛盾」を自らの体系において克服するために「人間知の哲学」を構築しようとした。それは経験の科学に端を発するものであるが、同時に論理的思考が必要とされる場合、それを超越するものでもあった。
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