ロイヤルかわのえとは? わかりやすく解説

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ロイヤルかわのえ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/11 17:38 UTC 版)

ロイヤルかわのえ
基本情報
船籍 日本
ギリシャ
所有者 四国中央フェリーボート
運用者 四国中央フェリーボート
建造所 サノヤス水島製造所
姉妹船 ロイヤルにいはま
航行区域 限定沿海[1]
信号符字 SZTM
IMO番号 8909886
MMSI番号 239627000
改名 ロイヤルかわのえ
DIONISIOS SOLOMOS
経歴
起工 1989年(平成元年)10月23日[2]
進水 1990年(平成2年)2月8日[2]
竣工 1990年(平成2年)6月25日[3]
就航 1990年(平成2年)7月28日[3]
終航 1998年(平成10年)4月5日
現況 ギリシャへ売船され活躍中
要目
総トン数 3,981トン[1]
全長 115.6メートル[3]
垂線間長 109.0メートル[2]
型幅 21.0メートル[3]
深さ 11.2メートル[3]
型深さ 6.0メートル[2]
満載喫水 4.5メートル[3]
主機関 ディーゼルユナイテッド 8 PC2-6L型ディーゼル 2基[3]
出力 12,000馬力[3]
最大速力 21.56ノット[1]
航海速力 19.0ノット[1]
旅客定員 600名[1]
乗組員 36名[1]
積載能力 2,560トン[1]
車両搭載数 トラック72台[1]
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ロイヤルかわのえはかつて四国中央フェリーボートバンパックフェリー)が運航していたフェリー。愛媛県新居浜市新居浜港新居浜東港)から愛媛県川之江市(現・四国中央市)の川之江港兵庫県神戸市東灘区青木神戸港東神戸フェリーセンター)を経由し大阪府大阪市住之江区大阪港大阪南港フェリーターミナル)を結ぶ航路に就航していた。

概要

サノヤス水島製造所で建造され、1990年平成2年6月25日竣工、7月28日就航。「にいはま2」や「かわのえ2」さらに4月に就航した「ロイヤルにいはま」と同様、東神戸フェリーセンターでは第2バースから発着、この船の就航をもって当フェリー航路の東神戸での第1バースの使用は無くなっている。

設計は本四架橋開通の影響で旅客需要の伸びが見込めない事を考慮し物流を重視し[4]、デザインのベースは「にいはま2」型を踏襲しつつ、トラック輸送と旅客双方を重視した造りとなっていた。乗降口からエントランスホールへの昇降にはエスカレーターが設置され、また展望風呂も設けられた。姉妹船「ロイヤルにいはま」とともに1998年平成10年4月5日に航路が廃止されるまで活躍した。船名は別子銅山開坑300年を記念したロイヤルホテルの開業に因んだものとした[4]

航路廃止後の1999年平成11年)5月にギリシャへ売却された。

売却後はギリシャザンテフェリーズ(英語: Zante Ferriesの「DIONISIOS SOLOMOS」と改名。長らく内外装とも「ロイヤルかわのえ」時代に近い姿で使われていたが、大幅改装され現在ではギリシャ本土ピレウスエーゲ海キクラデス諸島を結ぶ航路[5]で活躍している。

船内

船室

  • 特別室     4名
  • 特等      48名
  • 一等      16名
  • 二等指定    60名
  • 二等     400名
  • ドライバー室  72名

旅客定員 計600名[1]

設備

  • 案内所
  • 売店
  • 軽食喫茶コーナー
  • エントランスホール
  • 展望風呂

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i 新船紹介 - 旅客船1991年2月号 p.48 社団法人日本旅客船協会
  2. ^ a b c d 船の科学Vol.44(1991年2月号) 新船紹介 p.9” (PDF). 船舶技術協会、日本船舶海洋工学会 デジタル造船資料館. 2021年2月28日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h 新造船紹介 - 世界の艦船1990年11月号 p.129 海人社
  4. ^ a b 4,000トンの新造高速フェリー2隻を大阪航路に 四国中央フェリー - 海上定期便ガイド'90(内航ジャーナル 1990年)
  5. ^ ピレウス(英語名:PIRAEUS) - キトノス島(KYTHNOS) - セリフォス島(SERIFOS) - シフノス島(SIFNOS) - ミロス島(MILOS) - キモロス島(KIMOLOS) - フォレガンドロス島(FOLEGANDROS) - シキノス島(SIKINOS) - イオス島(IOS) - サントリーニ島(SANTORINI) 間

参考文献

  • 船の科学Vol.46(1993年5月号)船のスケッチ画集(58)国内フェリー乗船記「四国中央フェリーボート(その1)」小林義秀 p.76 - 78
  • 船の科学Vol.53(2000年4月号)海洋随筆(追想)”四国中央フェリーボート”(1)森春樹 p.77 - 81

外部リンク


ロイヤルかわのえ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/23 13:13 UTC 版)

四国中央フェリーボート」の記事における「ロイヤルかわのえ」の解説

3,981総トン全長115.6m、幅21.0m、深さ6.0m、6,000馬力×2基、航海速力19.0ノット旅客定員600サノヤス水島製造所建造1990年6月就航1999年5月ギリシャ売却

※この「ロイヤルかわのえ」の解説は、「四国中央フェリーボート」の解説の一部です。
「ロイヤルかわのえ」を含む「四国中央フェリーボート」の記事については、「四国中央フェリーボート」の概要を参照ください。

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