レビュースコアと総評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/18 22:09 UTC 版)
「ビデオゲームジャーナリズム」の記事における「レビュースコアと総評価」の解説
主要なビデオゲーム雑誌、ウェブサイト、および時々ニューヨーク・タイムズ紙やワシントン・ポスト紙などの主流の新聞でも行われるゲームのレビューは、一般に、Metacritic、Game Rankings、Rotten Tomatoesなどのサイトで消費者向けに収集される。 レビューが採点されたり等級付けられたりすると、これらのサイトはそれを数値スコアに変換し、集計スコアを算出する。Metacriticの場合、これらのスコアは、出版物に関連する重要な要素によってさらに重み付けされる。Metacriticはまた、スコア付けされていないレビューを評価し、サイトの編集者がレビューについて得た印象に基づいて数値スコアを割り当てることでも知られている。 業界内でMetacriticはゲームパブリッシャーによってゲームの重要な成功を図る指標となり、しばしば財務報告書において投資家に印象を与えるために使用される。ビデオゲーム業界は通常、残差を支払うのではなく、重要なパフォーマンスを支払う。発売前にパブリッシャーはデペロッパーとMetacriticのスコアが一定以上になった場合ボーナスを支給する契約を結ぶ可能性がある。有名な例として、オブシディアン・エンターテイメントのメンバーが手掛けた『フォールアウト:ニューベガス』がMetacritcのスコア100点中85点以上獲得した場合ベセスダ・ソフトワークスからボーナスを受け取ることになっていたが、発売後、ゲームはMetacriticで1点足りない84点しか獲得できず、ベセスダはボーナスの支払いを拒否した ビデオゲームのレビュアーは、Metacriticスコアへの影響と、その後のボーナス支払いスキームへの影響を認識している。2014年以前のEurogamerは、一般的に他のサイトよりもゲームを低めに採点していたことで、Metacriticの総合スコアを引き下げていることを認識していた。このため、2014年に採点方式のレビューを廃止しておりスコアはこれらの合計スコアに含まれなくなった。 Kotakuも同様の理由で採点方式のレビューシステムを廃止した。
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