レトーン【Letoon】
レトゥーン (駆逐艦)
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/13 21:00 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動レトゥーン Летун |
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レトゥーン | ||
艦歴 | ||
起工 | 1914年11月 ウスチ=イジョールスカヤ・ヴェールフィ | |
進水 | 1915年10月25日 | |
竣工 | 1916年5月25日 | |
所属 | ![]() |
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転属 | ![]() ![]() |
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退役 | 1922年5月31日 | |
解体 | 1927年9月25日 | |
要目 | ||
艦種 | 駆逐艦 | |
艦級 | オルフェイ級 | |
排水量 | 1260 t | |
全長 | 98.0 m | |
全幅 | 9.34 m | |
喫水 | 2.93 m | |
機関 | ケルティスAEGヴルカン式蒸気タービン機関 | 2 基 30000 馬力 |
ヴルカン式ボイラー | 4 缶 | |
スクリュー | 2 軸 | |
速力 | 35 kn | |
航続距離 | 1680 nm/21 kn 560 nm/35 kn |
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乗員 | 士官 | 8 名 |
水兵 | 142 名 | |
武装 | 60口径102 mm単装砲 | 4 基 |
40 mm単装高角砲 | 1 基 | |
7.62 mm機銃 | 2 挺 | |
456 mm3連装魚雷発射管 | 3 基 | |
機雷 | 30 個 |
レトゥーン(ロシア語:Летунリトゥーン)は、ロシア帝国で建造された駆逐艦(Эскадренный миноносец)である。艦名は「巧みに飛ぶ鳥」のこと。
概要
レトゥーンは、1913年から1917年に推進された「強化」建艦計画枠でバルト艦隊向けに発注されたオルフェイ級駆逐艦の6番艦であった。1913年9月28日にバルト艦隊へ登録、1914年11月にサンクトペテルブルクのウスチ=イジョールスカヤ・ヴェールフィ金属工場で起工、1915年10月25日には進水、1916年5月25日付けでバルト艦隊水雷分艦隊第2水雷小艦隊に配備された。
1916年10月には、敵連絡路への機雷敷設を実施した。10月12日には、ヴルフ島にて触雷し、破損した。艦尾が損傷し、スクリューおよび操舵部分が破壊された。当初レヴェリへ曳航され、のちヘルシンキへ修理のため回航された。
二月革命後は臨時政府に接収され、十月革命後の1917年10月26日にはボリシェヴィキの赤色バルト艦隊に編入された。1918年4月にはフィンランド内戦で赤軍が破れ、ブレスト=リトフスク条約に従ってフィンランドからの撤収が開始された。ヘルシンキにあったレトゥーンは4月10日から16日にかけてクロンシュタットへ向けて曳航され、のちペトログラート軍港に回航された。そして、そこで長期間保管状態に置かれた。
結局、レトゥーンの艦隊への復帰はならなかった。1922年5月31日付けで武装解除の上艦隊を除籍され、1927年9月25日には「コムゴスフォンドフ」へ解体のため引き渡された。
外部リンク
- Эскадренный миноносец "Летун" (ロシア語)
- Эскадренные миноносцы тип "Орфей" (ロシア語)
- Военно-Морская Коллекция -> Корабли (ロシア語)
- Военно-Морская Коллекция -> Библиотека -> Ю.Г.Степанов, И.Ф.Цветков "Эскадренный миноносец "Новик"" (ロシア語)
- Эскадренные миноносцы типа «Новик» в ВМФ СССР. 1920-1955 гг. (ロシア語)
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- レトゥーンのページへのリンク