レクイエム (ガンダムシリーズ)とは? わかりやすく解説

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レクイエム (ガンダムシリーズ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/03/16 17:21 UTC 版)

レクイエムシステム(Requiem System)は、アニメ機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する架空の大型兵器。なおレクイエムとは、カトリック教会で行われる死者のためのミサ、及びそれに用いるミサ曲の意。


注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


目次

概要

レクイエムシステムは、軌道間全方位戦略砲と呼ばれる地球連合軍の戦略兵器システム。月面ダイダロス基地に設置された巨大ビーム砲と、月の周辺に配置された複数の廃棄コロニーから成る。廃棄コロニーの内側全面には、フォビドゥンが装備していたビーム偏向装置「ゲシュマイディッヒ・パンツァー」が設置されており、砲塔から発射されたビームはこの廃棄コロニーの内部を通過するとその軌道を変え、目標の対象物をレーザーカッターのように切断する事が出来る。ビーム砲の出力は極めて高く、目標にもたらされる被害はザフトの戦略兵器「ジェネシス」にも劣らない[要出典]

ただし、月面に埋め込まれる様な形で設置されているビーム砲自体の射界は極めて狭く、第一次中継点の廃棄コロニーに不備が生じれば、事実上、目標への照準合わせが不可能になってしまう。

各中継コロニーには作曲家の名前がつけられており,それぞれ「フォーレ」「ヴェルディ」「チェルニー」「マルタン」「グノー」と呼ばれている。このうち、劇中に名前が登場したのは「フォーレ」「チェルニー」「グノー」の三つだけである。ちなみに、この五人は全員レクイエム(葬送曲)の作曲で有名な音楽家である。

劇中での活躍

レクイエム攻防戦において、一射目はプラントの首都であるアプリリウス・ワンを狙ったが、最終中継点の廃棄コロニーがジュール隊との交戦の影響で射角がずれてヤヌアリウス・ワンからヤヌリアウス・フォーの4基が直撃を受け全壊、さらにその残骸がディセンベル・セブンとディセンベル・エイトの2基を崩壊させると言う壊滅的な被害を与えた。

二射目を阻止するため、ミネルバがダイダロス基地に奇襲をかけ、シンデスティニールナマリアブラストインパルスの攻撃によってレクイエム本体のコントロール・ルームを破壊し基地を制圧した。

ダイダロス基地を奪取したザフト軍はレクイエムを接収し、プラント最高評議会議長ギルバート・デュランダルの命令で修復される。その際、陽電子リフレクターが設置されている。そして地球連合軍の月面アルザッヘル基地に向けレクイエムを発射し、大西洋連邦大統領ジョゼフ・コープランドを地球連合軍共々消し去った。

デュランダルがレクイエムを自らの切り札の一つとした事はイザーク・ジュールディアッカ・エルスマンのデュランダルに対する不信感を決定的なものとしてしまい、両者がザフトに反旗を翻す切っ掛けとなった。

レクイエムは、デュランダルの唱えるデスティニープランに反対し攻撃を仕掛けてきたオーブに照準が合わされたが、アスランネオ(ムウ)にレクイエム本体を破壊され、オーブへの攻撃は回避された。

余談

関連項目



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