リンパ組織
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 03:17 UTC 版)
リンパ系に関連したリンパ組織は感染症や腫瘍の広がりから体を守る免疫作用に係わる。リンパ組織は、様々な種類の白血球、中でもリンパ球が最も多いが、それらが網の目状に絡んで存在している結合組織からなる。 リンパ組織はそこに含まれるリンパ球の発達・成熟段階によって一次、二次、三次と分けられる。胸腺および骨髄は一次リンパ組織で、リンパ球の産生と初期の選択に係わる。二次リンパ組織はリンパ球と反応する外来性分子または不活性な分子の変化したもの(抗原)に環境を提供する。例としてはリンパ節、扁桃腺のリンパ濾胞、粘膜関連リンパ組織(英語版)(MALT)に関連したパイエル板などがある。三次リンパ組織はきわめてわずかなリンパ球しかもたない。炎症をもたらすような抗原に曝されたときのみ免疫的な役割を果たす。その際には血液やリンパ液からリンパ球を呼び寄せる。
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