リャプノフ
作曲家、ピアニスト、指揮者。モスクワ音楽院で作曲をグーベルト、タネーエフ、チャイコフスキーにピアノをクリーントヴォルトに師事。その後新ロシア楽派(力強い一団)の民族的なものに惹かれ、1885年にはバラキレフに師事した。1993年から帝室地理協会の要請でバラキレフ、リャードフとともに民謡収集を行う。彼はこの活動の成果としてそれらの音素材を用いた《ロシアの主題による荘厳な序曲》やピアノ小品(op.11-8、op.41-3)などを作曲した。ロシア的なものを愛していた彼は歌曲や小品に叙情的で色彩感溢れた曲を残し、「音の細密画家」と呼ばれた。ピアノ・ヴィルトゥオーソの作品に関心をもち、バラキレフやリストの影響から技巧的なピアノ曲《12の練習曲op.11》を残した。また、バラキレフ《イスラメイ》を管弦楽化するなど編曲にも力をいれた。
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