リボンチャペル(RibbonChapel)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/17 16:31 UTC 版)
「ベラビスタ境ガ浜」の記事における「リボンチャペル(RibbonChapel)」の解説
2014年1月、結婚式用教会として建築された設備。次世代の世界基準となる建築デザインを表彰する「リーフ賞」(LEAF Award)の大賞の受賞建築。日本商環境設計家協会JCD賞2014大賞受賞。世界最大の建築祭、WAFでも最終選考に残り、その独創性は高く評価されている。頂部で1本に接続される二重らせんの階段を構造体としても用いているのが最大の特徴。室内はガラス張りで至る所で二重らせんの階段が貫入し、外壁や天井の役割を兼ねている。頂上は瀬戸内海を眼下に見晴らす展望台となっており、天窓も備えられている。NAP建築設計事務所(東京都世田谷区)の中村拓志設計。柱は解放感を損なわないように直径10cmの鉄柱を採用し垂直荷重だけを受け持たせた。階段の内側にしか空間を確保できないので椅子を詰め込んでも80人しか入れずトイレや更衣室もない。空調はガラス沿いの床吹き出し口より行う。らせんの外装には木材を使用し階段の内側には耐候性の高いチタン亜鉛合金を採用した。二重のらせんが交差する4カ所を連結梁で固定し、らせんのはらみや回転、沈下を防止している。建物全体が、免震装置に載せた鉄骨基礎の上に乗っている。逆さ15m、広さ72平方メートル。
※この「リボンチャペル(RibbonChapel)」の解説は、「ベラビスタ境ガ浜」の解説の一部です。
「リボンチャペル(RibbonChapel)」を含む「ベラビスタ境ガ浜」の記事については、「ベラビスタ境ガ浜」の概要を参照ください。
- リボンチャペルのページへのリンク