リベラル・アーツ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/23 14:56 UTC 版)
リベラル・アーツ(英語: liberal arts, ラテン語: artēs līberālēs)は、『大学事典』で自由な知的探究のためのディシプリンの総称
とされている[1]。(「ディシプリン」は規律・統制・学科などを指す[2]。) リベラル・アーツは「自由学芸」や「教養諸学」とも呼ばれており[1]、学術論文では自由人の諸技術
とも表記される[3][4]。
注釈
- ^ 北コロラド大学の原文:Importance of the Liberal Arts
Why should you get a degree in the Humanities and Social Sciences?
To gain marketable skills[11] - ^ ネブラスカ大学の原文: For you, studies in the Liberal Arts may provide the necessary practical skills that you will apply on the job; or they may prepare you to move on to a graduate or professional school.
For others, the key value of a Liberal Arts education may be the personal satisfaction and fulfillment that studying philosophy or art makes possible.
Still others will be able to excel in today’s global business world because the foreign language skills developed in their Liberal Arts education gave them an important edge.[12] - ^ 特にリーダー・知識人としての人格形成
- ^ アリストテレスは『ニコマコス倫理学』第1巻第1章で、次の通り書き出している[21]。
邦訳者ら(渡辺邦夫・立花幸司)の訳注によると、ここでの「善」は、数学者兼天文学者兼哲学者エウドクソスなどの主張を指している[22]。
同書の第6巻第4章にはこうある[23]。 - ^ Academia.eduに掲載されたジョン・R・デイカーズの経歴原文:"John started his career in architecture, eventually starting his own practice in Glasgow in the late 1970s. ... he began an honours degree in technology education as a mature student. He graduated in 1997 with first class honours and took up teaching in a secondary school in Glasgow. After a few years teaching he was offered a post as a lecturer in Educational Studies at the University of Glasgow. It was during this time that he became interested in the philosophy of technology as related to technology education, particularly technological literacy"[24].
- ^ 語源辞典によると、「アートフル artful」という英語の語源は1610年代であり、原義は「学んだ、(リベラル)アーツに精通した」、「技術的熟練によって特徴付けられた、芸術的な」[26]。1739年以降に「巧妙な、狡猾な、手段を目的に順応させることに熟練した」という意味が加わった[26]。
- ^ 現代の英和辞典によると、「アートフル artful」の意味は「巧妙な、巧みな、悪賢い、狡猾な」、「技巧的な」[27]。
- ^ プラトンの『ゴルギアス』によると、ソクラテスは数論・計算・幾何などを
として論じていた[29]。同書でソクラテスは、「技術」と技術でないものとの区別についてこう論じている[30]。
ぼくは、料理術は技術でなく熟練だが、医術は技術だと思うと言った。そして、それを次のように説明した。すなわち、医術は、自分が世話しているものについて、その本性も、自分が施す治療の根拠も、よく研究している。だから医術は、それらのいずれについても、きちんと説明することができる。
これに対して、料理術のほうは快楽に関わっていて、その世話はすべて快楽に向けてなされる。そして、それが快楽に向かっていくしかたは、とても技術とはいえないようなものだ。それは、快楽について、その本性も根拠も、なにも研究しようとはしない。そこにはひとかけらの理論もなく、[さまざまな快楽を]区別することすらほとんどない。それはたんに、たいていの場合こうなるということを、熟達と熟練を通して記憶し、それによって快楽を提供しているにすぎないのだ。[31] - ^ 「エンキュクリオス」は形容詞で、「輪の中で」「円形の」そこから転じて「通常の」「日常的な」「一般におこなわれている」を意味する[40]。
- ^ クセノクラテスに関する断片などからの推測による[45]。
- ^ プラトン自身は、立方体(3次元)に関する研究もなされるべきとするが、学術としては未開拓のまま残されているとして具体的な科目を挙げていない[要出典]。
- ^ 「アルテス・リベラレス」が「エンキュクリオス・パイデイア」と対応づけられるのも、このセネカの書簡に由来する[38]。
- ^ 12世紀シャルトル学派のテオドリクス(シャルトルのティエリ)の『ヘプタテウコン』(七自由学芸の書)で報告される[49]。
出典
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- ^ “埼玉大学の沿革”. 2015年2月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年6月25日閲覧。
- ^ “グローバル・リベラルアーツ学部 | 神田外語大学”. 神田外語大学 - 外国語を学ぶなら. 2021年2月4日閲覧。
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