リトルオリバードーガシマ【リトルオリバードーナガシマ】(草花類)
登録番号 | 第4927号 | |
登録年月日 | 1996年 2月 27日 | |
農林水産植物の種類 | カトレア | |
登録品種の名称及びその読み | リトルオリバードーガシマ よみ:リトルオリバードーナガシマ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 1999年 2月 28日 | |
品種登録者の名称 | 農事組合法人堂ヶ島洋らんセンター | |
品種登録者の住所 | 静岡県賀茂郡西伊豆町仁科2848番地の1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 内田一仁 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「スティファンオリバーフォーレーカー」に「ワルケラナ」を交配した実生から育成されたものであり,セパル及びペタルの花色は紫白の単色,リップは上部が紫白の地色に鮮黄のぼかし,下部が鮮赤味紫の単色の抱え・平咲きの鉢物用品種である。 草型の大きさは中,草姿は立型,ぎ球茎の正面の形は長楕円形,横断面の形は楕円形,高さは5.1~10cm,長径は1.1~2.0cm である。葉の全体の形は長楕円形,先端の形は円形,ねじれは無,向きは斜上,長さは15~20cm,幅は4.1~6.0cm,表面の色は濃緑,葉数は1枚である。花序は総状,1花茎の花数は3~5,花型は抱え・平咲き,花の横径は91~120mm,縦径は91~120mmである。ドーサル・セパル及びラテラル・セパルの正面の形は広線形,先端の形は鋭形,周縁の波打ちは無である。ペタルの正面の形は広卵形,先端の形は円形,切れ込みの有無は無,周縁の波打ちは無又は極少である。リップの正面の複雑性は単純,スロートの抱合は中間,周縁の波打ちは小波・多,切れ込みは少である。花色はセパル及びペタルの内側の地色は紫白(JHS カラーチャート8901)の単色,リップ上部内側は紫白(同8901)の地色に鮮黄(同2507)のぼかしが入る,下部内側は鮮赤味紫(同8906)の単色である。花の香りは弱,開花期は秋咲である。 「ホワイトブライダル」と比較して,葉の先端の形が円形であること,花の縦径が長いこと,リップの上部内側の模様の色が鮮黄であること,リップの下部内側の地色が鮮赤味紫であること等で,「ラブコール」と比較して,1花茎の花数が多いこと,ドーサル・セパルの先端の形が鋭形であること,ドーサル・セパルの内側の地色が紫白であること,リップの上部内側の模様の色が鮮黄であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,出願者の温室(沖縄県石川市)において,「スティファンオリバーフォーレーカー」に「ワルケラナ」を昭和51年に交配した実生苗を購入し,57年に開花した株の中から選抜し,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,61年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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