ヨエンスーとは? わかりやすく解説

ヨエンスー【Joensuu】

読み方:よえんすー

フィンランド南東部都市。北カレリア地方中心地ロシア統治時代ニコライ1世により建設。大サイマー湖水系のピエリス川河口位置し古くから湖上交通栄えた湖水地方東部観光拠点として知られる

ヨエンスーの画像
市内市場撮影・Vestman https://goo.gl/BNkfGA
ヨエンスーの画像
ヨエンスー美術館撮影・Vestman https://goo.gl/MmMNyW

ヨエンスー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/09 09:03 UTC 版)

ヨエンスー
Joensuu

ヨエンスーのモンタージュ
市旗 市章
位置

ヨエンスーの位置
歴史
成立 1848年
創設者 ニコライ1世
行政
 フィンランド
 県 北カルヤラ県
 郡 ヨエンスー郡
 市 ヨエンスー
人口
人口 (2021年現在)
  市域 77,266人

ヨエンスー (フィンランド語: Joensuu [ˈjoensuː] ( 音声ファイル)カレリア語: Jovensuu) は、フィンランド北カルヤラ県に所在する都市。ヨエンスー郡に属する。1848年に建設された。人口は約77,000人(2021年時)である。

ヨエンスーは6,000名の学生が学ぶ東フィンランド大学(en:University of Eastern Finland)と3,000人の学生が学んでいるカレリア応用科学大学(en:Karelia University of Applied Sciences)があり、活気のある学生街を形成している。

歴史

ロシア帝国皇帝ニコライ1世によって1848年に開かれた。ヨエンスーの町は北カルヤラ地域の中心であり首都であった。19世紀の間、ヨエンスーは製造業と商業の町であった。1860年、商業の特権を受け取り、地元の製材業は成長とし始めた。水運業はサイマー運河の建設によって促進された。こうして、北カルヤラとサンクトペテルブルク中央ヨーロッパ間の商業は活性化していった。19世紀末にはヨエンスーはフィンランド最大の港湾都市の一つにまで成長する。

何世紀にも通じてカレリア人の商人は沿いを旅してきた。川は常に町の活気の中心であった。1870年に完成した運河は河川交通を増進した。無数の蒸気船や商業船、丸太舟などが河川交通の黄金時代に川を帆走した。

最近10年足らずでこの小さな農業都市は活気ある州のピエリスヨキ川英語版中心に成長した。特にカルヤラ地域および、教育部門での投資がこの発展の最も決定的活動となってきた。東フィンランド大学は25年の間に、8つの学部を有するほどに成長した。東フィンランド大学は北カルヤラの活力の秘密の一つである。

東の国境に近いことが、町の歴史の重要な要素となってきた。カレリア共和国はロシアとの協力のために再び重要なエリアになった。 ヨエンスーの輸出企業は19世紀における外国貿易の伝統を継続している。高品質の文化的イベントときれいな自然が町の魅力を増進している。

ヨエンスーには「欧州森林機関」があるため、時に「ヨーロッパの森の首都」と言及される。また、ヨエンスーには他の森林調査や教育的設備がある。

なお、小惑星ヨエンスー (1524 Joensuu)」は、本都市の名にちなんで命名された。

他の都市との距離

スポーツ

出身者

姉妹都市

外部リンク

座標: 北緯62度36分 東経029度45分 / 北緯62.600度 東経29.750度 / 62.600; 29.750




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