ユニバーサル・ダーウィニズム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/07 23:28 UTC 版)
「ネオダーウィニズム」の記事における「ユニバーサル・ダーウィニズム」の解説
進化の思想・枠組みを生物進化以外の領域に拡大して考える分野・学問・思想をユニバーサル・ダーウィニズムという。リチャード・ドーキンスの造語。 ミーム学は、ドーキンスの『利己的遺伝子』第11章「ミーム」の概念を人間行動の理解に適用したものである。しかし、これと類似の思想は古く、カブリエル・タルド『模倣の法則』河出書房新社、2007年(原著は、1890)などもある。 進化経済学は、商品・技術・行動・制度・組織・システム・知識など、経済の重要な諸カテゴリーを進化という観点から考察している。 進化心理学は、感情や選み、認知能力などが生物的な自然選択の結果であると前提している。 進化人類学には、生物として霊長類からのヒトへの進化だけでなく、文化の形成をも含めて考えるものがある。とくに「遺伝子・文化共進化」という指導理念をもつ潮流がある。二重相続理論とも呼ばれる。 進化認知論 進化言語学あるいは言語進化論 進化ゲーム理論は、メイナード・スミスの進化論的に安定な戦略(ESS)という概念を受けて発展したゲーム理論をいう。通常のゲーム理論と大きくちがい、プレイヤーの合理性をほとんど/まったく仮定しないところに特徴がある。
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