ヤマシロネコノメ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 13:55 UTC 版)
「トウノウネコノメ」の記事における「ヤマシロネコノメ」の解説
ウィキスピーシーズにヤマシロネコノメに関する情報があります。 下位分類として変種にヤマシロネコノメ(山城猫の目、Chrysosplenium pseudopilosum Wakab. et Hir.Takah. var. divaricatistylosum Wakab. et Hir.Takah. (1999) )がある。基本種との違いは、花がやや大きいこと、萼裂片の外側は有毛であること、2個の残存花柱は広角度で開出すること等である。 根出葉は長さ7-10mm、幅7-12mm、円い鋸歯があり、葉柄は長さ12-20mmになる。花茎は高さ2-11cmになり、白い長軟毛が生える。茎葉は対生し、葉身は長さ3-9mm、幅4-12mm、葉柄は長さ3-10mmになる。苞葉は径2-7mm。花期は3-5月。花は直径約4.6mmで、萼裂片は黄緑色から黄色で、4個が直立し、裂片の外側に毛が散在する。雄蕊は8個で、萼から突出する。葯は黄色。果実は蒴果で2個の心皮はわずかに大きさが異なり、140-180度の広角度で斜上する。種子は卵形体で長さ約0.5mm、12条の縦稜に半円形のいぼ状の小さな突起がならぶ。染色体数は2n=25、29。京都市北部および南西部に分布し、山地の谷沿いに生育する。1999年に若林三千男および高橋弘によって新変種として、基本種とともに記載された。 変種名 divaricatistylosum は、「広い開度をもって分かれた花柱のある」の意味。 京都府京都市 2021年3月下旬 雄蕊は8個で、萼から突出する。葯は黄色。 萼裂片は黄緑色から黄色で、4個が直立し、裂片の外側に毛が散在する。
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