モーニンとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 外国人名の読み方 > モーニンの意味・解説 

モーニン

名前 Monin

モーニン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/18 07:49 UTC 版)

モーニン
アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズスタジオ・アルバム
リリース
録音 1958年10月30日
ジャンル ジャズファンキー・ジャズ
時間
レーベル ブルーノート
プロデュース アルフレッド・ライオン
専門評論家によるレビュー
テンプレートを表示

モーニン』(英語: Moanin' )は、ジャズドラマーアート・ブレイキー1958年に発表したアルバム、およびその1曲目に収録されているボビー・ティモンズが作曲した楽曲。同アルバムはブルーノートのアルバムの中でも人気の高い「4000番台シリーズ」の一つで、レコード番号は4003である。

概要

ブレイキー率いるジャズ・メッセンジャーズはメンバー・チェンジが多かったが、本作で鍵となったのは、新加入したサックス奏者のベニー・ゴルソン。メンバーの人選を行ったり、大半の楽曲を作るという、音楽監督の役割を果たした。ゴルソンが作った「ドラム・サンダー組曲」は、タイトル通り、ブレイキーのドラムを前面に押し出した曲。

タイトルトラックの「モーニン」のみ、ピアニストのボビー・ティモンズ作曲。ゴスペルコール・アンド・レスポンスに影響を受けたイントロを持ち、ファンキー・ジャズというジャンルを代表する曲とされる。ティモンズは牧師の息子で、幼い頃からゴスペルに親しんでいたことから着想したという。この曲は、1961年1月に行われたジャズ・メッセンジャーズの初来日公演でも演奏され、日本のジャズ・ファンに鮮烈な印象を与えることになるが、曲自体は1960年1月発売の『サンジェルマンのジャズ・メッセンジャーズ』の収録曲として既に日本でも広く知られており[1]油井正一によれば「メッセンジャーズの来日が近づいた一九六〇年秋には蕎麦屋の出前持ちが〈モーニン〉を口笛で吹くようになっていた」という[2][3]。その後もこの楽曲の人気は不滅で、1990年には三菱ランサーの15秒CMにも「モーニン」が起用されている。演奏はデビッド・マシューズニューヨークの超一流ミュージシャンを集めて結成した「マンハッタン・ジャズ・オーケストラ」。また、作曲者のティモンズも、自分のアルバム『ジス・ヒア』で再演した。さらに2006年4月に放送を開始したNHKの教養番組「美の壺」でもテーマ曲に使用されている[4]

収録曲

アナログA面

  1. モーニン - Moanin'(Bobby Timmons)
  2. アー・ユー・リアル - Are You Real(Benny Golson)
  3. アロング・ケイム・ベティ - Along Came Betty(B. Golson)

アナログB面

  1. ドラム・サンダー組曲 - The Drum Thunder Suite(B. Golson)
  2. ブルース・マーチ - Blues March(B. Golson)
  3. カム・レイン・オア・カム・シャイン - Come Rain Or Come Shine(Johnny Mercer, Harold Arlen)

演奏メンバー

カヴァーしたアーティスト

脚注

注釈・出典

  1. ^ 当時、ブルーノートは国内発売の契約がなかったため、輸入盤を別にすれば、国内盤で手に入ったジャズ・メッセンジャーズの最新アルバムは日本ビクターから発売されていた『サンジェルマンのジャズ・メッセンジャーズ』だった。
  2. ^ 油井正一『ジャズ昭和史 時代と音楽の文化史』DU BOOKS、2013年8月、584-588頁。 
  3. ^ 小川隆夫著『伝説のライブ・イン・ジャパン 記憶と記録でひもとくジャズ史』(シンコーミュージック・エンタテイメント)では、この発言は当時、油井正一がDJを務めていたNHKの『リズム・アワー』でのものとされている。また油井正一は『ジャズ昭和史 時代と音楽の文化史』では「これは僕が言い出したんですが、でたらめに誇張しているわけではありません」(334ページ)とも述べている。
  4. ^ NHK 鑑賞マニュアル美の壺 よくある質問

関連項目


モーニン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 14:37 UTC 版)

第36回フェブラリーステークス」の記事における「モーニン」の解説

騎乗した和田竜二は、「いつものように流れ乗って気持ち良く走らせようと思っていました。いい形でレース出来たのですが、流れが遅すぎました馬群には怯むことはありませんでしたが、もう少しペース流れて欲しかったですね」とした。

※この「モーニン」の解説は、「第36回フェブラリーステークス」の解説の一部です。
「モーニン」を含む「第36回フェブラリーステークス」の記事については、「第36回フェブラリーステークス」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「モーニン」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「モーニン」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「モーニン」の関連用語

モーニンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



モーニンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのモーニン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの第36回フェブラリーステークス (改訂履歴)、ONE PIECEの登場人物一覧 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS