モーグル (競走馬)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/03 13:44 UTC 版)
モーグル | |||||||||||||||
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欧字表記 | Mogul | ||||||||||||||
香港表記 | 業界巨頭[1] | ||||||||||||||
品種 | サラブレッド | ||||||||||||||
性別 | 牡 | ||||||||||||||
毛色 | 鹿毛 | ||||||||||||||
生誕 | 2017年4月3日 | ||||||||||||||
父 | Galileo | ||||||||||||||
母 | Shastye | ||||||||||||||
母の父 | デインヒル | ||||||||||||||
生国 | ![]() |
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生産者 | Newsells Park Stud & Petaluma Bloodstock |
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馬主 | デリック・スミス ジョン・マグナー夫人 マイケル・テイバー |
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調教師 | エイダン・オブライエン ( ![]() |
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競走成績 | |||||||||||||||
生涯成績 | 16戦5勝 | ||||||||||||||
獲得賞金 | £1,533,173 | ||||||||||||||
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モーグル(英:Mogul)はイギリス生産、アイルランド調教の競走馬である。主な勝ち鞍は2020年のパリ大賞典(GI)、香港ヴァーズ(GI)。
戦績
2歳(2019年)
8月14日ゴーラン競馬場の未勝利戦でデビューし2着。2戦目で初勝利を挙げると、続くG2チャンピオンジュヴェナイルステークスでは残り1ハロンから抜け出し、シナワンの追撃を1馬身1/4差振り切り重賞初制覇を飾る。その後、11月1日のフューチュリティトロフィーではカメコの4着に終わりこの年を終える。
3歳(2020年)
シーズン初戦となったキングエドワード7世ステークスでは4番手追走から直線で追い上げるも4着。続く英ダービーでは見せ場なく6着に終わる。仕切り直しとなったゴードンステークスでは直線で末脚を炸裂させ重賞2勝目をマーク。グレートヴォルティジュールステークスで3着のあと、9月のパリ大賞典では後方追走から鋭く脚を伸ばして先頭に立つと最後は独ダービー馬インスウープに2馬身半差つけG1初制覇を飾るとともに全兄ジャパンとの兄弟制覇を果たした。 その後は海外に遠征。11月7日のブリーダーズカップ・ターフでは最後方から徐々に進出するも5着に終わるも、12月13日の香港ヴァーズでは5番手追走から徐々にポジションを上げると直線で逃げ粘るエグザルタントを外から差し切ってG1レース2勝目を飾った。
4歳(2021年)
シーズン初戦となったドバイシーマクラシックではミシュリフの7着と惨敗。続くガネー賞は3着に入るも、コロネーションカップとリュー賞ではともに6着に終わった。連覇をかけて挑んだ香港ヴァーズではグローリーヴェイズの6着に沈み、このレースを最後に現役を引退。引退後はアイルランドのビーチズスタッドで種牡馬入りする。
競走成績
出走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離 | 着順 | 騎手 | 着差 | 1着(2着)馬 |
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2019 8.14 | ゴウランパーク | 未勝利戦 | 芝1600m | 2着 | D.オブライエン | 5 1/2馬身 | Geometrical | |
8.30 | カラ | 未勝利戦 | 芝1600m | 1着 | R.ムーア | 3 1/4馬身 | (Shekhem) | |
9.14 | レパーズタウン | チャンピオンズジュベナイルS | G2 | 芝1600m | 1着 | R.ムーア | 1 1/4馬身 | Shekhem |
11. 1 | ニューカッスル | フューチュリティT | G1 | AW1600m | 4着 | D.オブライエン | 3 3/4馬身 | Kameko |
2020 6.16 | アスコット | キングエドワード7世S | G2 | 芝2390m | 4着 | R.ムーア | 4 3/4馬身 | Pyledriver |
7. 4 | エプソム | 英ダービー | G1 | 芝2410m | 6着 | R.ムーア | 7馬身 | Serpentine |
7.30 | グッドウッド | ゴードンS | G3 | 芝2400m | 1着 | R.ムーア | 3/4馬身 | (Highland Chief) |
8.19 | ヨーク | グレートヴォルティジュールS | G2 | 芝2370m | 3着 | R.ムーア | 4馬身 | Pyledriver |
9.13 | パリロンシャン | パリ大賞典 | G1 | 芝2400m | 1着 | P.ブドー | 2 1/2馬身 | (In Swoop) |
10. 4 | パリロンシャン | 凱旋門賞 | G1 | 芝2400m | 取消 | R.ムーア | Sottsass | |
11. 7 | キーンランド | BCターフ | G1 | 芝2400m | 5着 | P.ブドー | 3馬身 | Tarnawa |
12.13 | 沙田 | 香港ヴァーズ | G1 | 芝2400m | 1着 | R.ムーア | 3馬身 | (Exultant) |
2021 3.27 | メイダン | ドバイシーマクラシック | G1 | 芝2410m | 7着 | R.ムーア | 6 1/2馬身 | Mishriff |
5. 2 | パリロンシャン | ガネー賞 | G1 | 芝2100m | 3着 | C.スミヨン | 3 1/2馬身 | Mare Australis |
6. 4 | エプソム | コロネーションC | G1 | 芝2410m | 6着 | S.ヘファナン | 26馬身 | Pyledriver |
8. 8 | ドーヴィル | ルー賞 | G3 | 芝2500m | 6着 | I.メンディザバル | 3 3/4馬身 | Glycon |
11. 6 | デルマー | BCターフ | G1 | 芝2400m | 取消 | L.デットーリ | Yibir | |
12.13 | 沙田 | 香港ヴァーズ | G1 | 芝2400m | 6着 | R.ムーア | 2 1/2馬身 | Glory Vase |
血統表
モーグルの血統 | (血統表の出典) | |||
父系 | サドラーズウェルズ系 |
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父
Galileo 1998 鹿毛 |
父の父
Sadler's Wells1981 鹿毛 |
Northern Dancer | Nearctic | |
Natalma | ||||
Fairy Bridge | Bold Reason | |||
Special | ||||
父の母
Urban Sea1989 栗毛 |
Miswaki | Mr. Prospector | ||
Hopespringseternal | ||||
Allegretta | Lombard | |||
Anatevka | ||||
母
Shastye 2001 鹿毛 |
*デインヒル Danehill 1986 鹿毛 |
Danzig | Northern Dancer | |
Pas de Nom | ||||
Razyana | His Majesty | |||
Spring Adieu | ||||
母の母
Saganeca1988 黒鹿毛 |
Sagace | Luthier | ||
Seneca | ||||
Haglette | Hagley | |||
Sucrette | ||||
母系(F-No.) | 11号族(FN:11-d) | |||
5代内の近親交配 | Northern Dancer3×4=18.75%、Natalma4×5×5=12.50%、Buckpasser5×5=6.25% |
- 全兄ジャパン(Japan)は仏G1パリ大賞典、英G1インターナショナルステークスの勝ち馬。
- 全姉シークレットジェスチャー(Secret Gesture)は英G2ミドルトンステークスの勝ち馬で、2013年の英オークス・独オークスでの2着がある。
- 全兄サーアイザックニュートン(Sir Isaac Newton)は愛G3インターナショナルステークスの勝ち馬。
- 母の半兄に凱旋門賞馬サガミックス(Sagamix)、クリテリウムドサンクルーの勝ち馬で2001年の凱旋門賞では武豊を鞍上に3着に入ったサガシティ(Sagacity)。
- いとこにイスパーン賞の勝ち馬セージバーグ(Sageburg)、サンタラリ賞の勝ち馬サガワラ(Sagawara)。
- 5代母La Mirambuleを祖とする牝系にはジャパンカップ優勝馬ルグロリュー、仏二冠馬ロペデヴェガ(Lope De Vega)などがいる。
脚注
- ^ “業界巨頭 - 馬匹資料 - 賽馬資訊” (中国語). 香港賽馬會. 2020年12月14日閲覧。
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post、香港ジョッキークラブ
「モーグル (競走馬)」の例文・使い方・用例・文例
- スキー・ジャンプの船木和(かず)喜(よし)選手や原田雅(まさ)彦(ひこ)選手,フリースタイルスキー・モーグルの里(さと)谷(や)多(た)英(え)選手,スピードスケートの清水宏(ひろ)保(やす)選手や岡崎朋(とも)美(み)選手らが皆メダルを勝ち取るために戦う。
- フリースタイルスキーの女子モーグルでは,上村愛子選手が5位になった。
- 上村愛子選手がモーグルで総合優勝を決める
- 上村愛子選手が3月7日に行われた女子モーグル競技で優勝した。
- また,翌日にはデュアルモーグルでも優勝した。
- オーレでの女子デュアルモーグル競技の決勝では,予選の上位16選手が直接対戦した。
- 今季10試合のうち9試合が終了した時点で,上村選手は583点を獲得し,W杯モーグルの順位でトップに立っている。
- そのため,上村選手は女子モーグルでの今季総合優勝を決めた。
- 上村選手は,W杯モーグルで総合優勝を果たした初めての日本人スキー選手となる。
- 上村選手,世界選手権モーグルで2タイトル獲得
- 女子モーグルで1個とデュアルモーグルで1個だ。
- 3月7日の女子モーグル決勝ラウンドでは,上村選手は難コースでほぼ完ぺきに滑走した。
- 翌日,上村選手はさらにデュアルモーグルでも優勝した。
- モーグルでの優勝により,上村選手は来年のバンクーバー五輪でのモーグル種目の出場権を手にした。
- フリースタイルスキー・モーグルの上村愛子選手(29)とアルペンスキーの皆(みな)川(がわ)賢(けん)太(た)郎(ろう)選手(32)が6月11日に婚姻届を提出した。
- 上村選手は3月にフリースタイルスキー世界選手権のモーグル2種目で優勝し,来年のバンクーバー五輪の出場資格を手にした。
- フリースタイルスキーの女子モーグルでは,上村愛子選手が金メダル獲得をめざす。
- フリースタイルスキーの女子モーグル種目では,上村愛子選手(30)を含む日本人出場選手4人全員が決勝へ進んだ。
- 2006年トリノ冬季五輪と2010年バンクーバー冬季五輪のフリースタイルスキー・女子モーグルに出場。
- 2009年世界選手権の女子デュアルモーグルで銀メダルを獲得。
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