ジアヴェロット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/22 03:19 UTC 版)
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この記事は現役競走馬を扱っています。
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ジアヴェロット | ||||||||||||
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欧字表記 | Giavellotto | |||||||||||
香港表記 | 遠飛標槍[1] | |||||||||||
品種 | サラブレッド | |||||||||||
性別 | 牡 | |||||||||||
毛色 | 栗毛 | |||||||||||
生誕 | 2019年4月9日(6歳) | |||||||||||
父 | Mastercraftsman | |||||||||||
母 | Gerika | |||||||||||
母の父 | Galileo | |||||||||||
生国 | ![]() |
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生産者 | Societa Agricola La Tesa Srl | |||||||||||
馬主 | Scuderia La Tesa Limited & Vaibhav Shah | |||||||||||
調教師 | Marco Botti(![]() |
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競走成績 | ||||||||||||
生涯成績 | 18戦7勝 | |||||||||||
WBRR | L121 / 2024年[2] | |||||||||||
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ジアヴェロット(Giavellotto、2019年4月9日 - )はアイルランド生産・イギリス調教の競走馬[3]。主な勝ち鞍は、2024年の香港ヴァーズ、プリンセスオブウェールズステークス、2023年・2024年のヨークシャーカップ連覇。
戦績
2歳時(2021年)
2021年12月19日にケンプトンパーク競馬場で行われたデビュー戦を勝利する[4]。2歳時はこのデビュー戦のみでシーズンを終えた。
3歳時(2022年)
3月28日にニューカッスル競馬場で行われた一般戦を勝利して[5]ハンデ戦で勝ち負けを重ねた後、G1セントレジャーステークスに出走した。ここを3着に好走するも、次走のリステッド競走は2着に惜敗して3歳シーズンを終えた。
4歳時(2023年)
初の海外遠征となった始動戦のG2ドバイゴールドカップでは9着に大敗したものの、帰国後に挑んだG2ヨークシャーカップでは、ブービー人気を覆して重賞初制覇を飾った[6]。しかし、次走のG1グッドウッドカップは5着、続くG2ロンズデールカップも3着と連敗して4歳シーズンを終えた。
5歳時(2024年)
前年度と同じく中東に遠征し、レッドシーターフHで始動するも5着、次走のドバイゴールドカップでも3着に敗れる。帰国後は前年度に勝利経験のあるG2ヨークシャーカップに出走。最後の直線では2着に4馬身差をつける圧勝で同レース連覇を達成した[7]。続くG2プリンセスオブウェールズステークスでも残り1ハロンで逃げ馬を捕らえると、最後は3馬身差で圧勝して重賞を連勝した[8]。しかし、次走のG1アイリッシュセントレジャーでは長距離王キプリオスの3着に敗れた[9]。このレースで敗れた直後、「香港ヴァーズに来るべきだと強く主張した」[10]という鞍上のO.マーフィー騎手の提言により、G1香港ヴァーズに出走した。レースには、ルクセンブルクやドバイオナーなど欧州のG1馬や日本からは桜花賞馬ステレンボッシュらが顔を揃えたが、最後の直線で内から鋭く伸びるとそのまま突き抜け、2着のドバイオナーに2馬身半差をつけて優勝。初のG1タイトルを獲得した[11]。
血統表
ジアヴェロットの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | ダンジグ系 |
[§ 2] | ||
父
Mastercraftsman 2006年 芦毛 |
父の父
Danehill Dancer 1993年 鹿毛 |
Danehill 1986年 |
Danzig | |
Razyana | ||||
Mira Adonde 1986年 |
Sharpen Up | |||
Lettre d'Amour | ||||
父の母
Starlight Dreams 1995年 芦毛 |
Black Tie Affair 1986年 |
Miswaki | ||
Hat Tab Girl | ||||
Reves Celestes 1979年 |
Lyphard | |||
Tobira Celeste | ||||
母
Gerika 2005年 栗毛 |
Galileo 1998年 鹿毛 |
Sadler's Wells 1981年 |
Northern Dancer | |
Fairy Bridge | ||||
Urban Sea 1989年 |
Miswaki | |||
Allegretta | ||||
母の母
Green Tern 1995年 鹿毛 |
Miswaki Tern 1985年 |
Miswaki | ||
Angela Serra | ||||
Green Leaves 1975年 |
Rheingold | |||
Hidden Key | ||||
母系(F-No.) | 3(FN:3号族) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Miswaki4×4×4=18.75% Northern dancer5×5×4=12.50% |
[§ 4] | ||
出典 |
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脚注
- ^ “遠飛標槍 - 馬匹資料 - 賽馬資訊 - 香港賽馬會”. racing.hkjc.com. 2024年12月8日閲覧。
- ^ “The LONGINES World's Best Racehorse Rankings For 3yos and upwards which raced in 2023”. 国際競馬統括機関連盟. 2025年1月22日閲覧。
- ^ “Giavellotto | Race Record & Form | Racing Post”. www.racingpost.com. 2024年12月8日閲覧。
- ^ “Full Result 1.00 Kempton (AW) | 19 December 2021 | Racing Post”. www.racingpost.com. 2024年12月8日閲覧。
- ^ “Full Result 6.00 Newcastle (AW) | 28 March 2022 | Racing Post”. www.racingpost.com. 2024年12月8日閲覧。
- ^ “英G2ヨークシャーカップ、伏兵ジアヴェロットがG1馬たちに雪辱 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年12月8日閲覧。
- ^ “英G2ヨークシャーC、ジアヴェロットが快勝で連覇達成 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年12月8日閲覧。
- ^ “ジアヴェロットが重賞2連勝、G2プリンセスオブウェールズSも快勝 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年12月8日閲覧。
- ^ “長距離王キプリオスが愛セントレジャー快勝、凱旋門賞への挑戦浮上 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年12月8日閲覧。
- ^ “香港ヴァーズは英国の伏兵ジアヴェロット快勝、ボッティ師は「マーフィー騎手の功績」 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年12月10日閲覧。
- ^ “【香港ヴァーズ2024結果&レース映像】ジアヴェロットが完勝でG1初制覇 日本馬ステレンボッシュは3着・プラダリア11着など最新情報 | 競馬まとめ”. netkeiba. 2024年12月8日閲覧。
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post
- ジアヴェロットのページへのリンク