デルマー競馬場とは? わかりやすく解説

デルマー競馬場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/02 16:21 UTC 版)

デルマー競馬場
Del Mar Racetrack

上空からデルマー競馬場を俯瞰
施設情報
所在地 カリフォルニア州デルマー
座標 北緯32度58分31秒 西経117度15分45秒 / 北緯32.97528度 西経117.26250度 / 32.97528; -117.26250座標: 北緯32度58分31秒 西経117度15分45秒 / 北緯32.97528度 西経117.26250度 / 32.97528; -117.26250
開場 1937年7月3日
所有者 デルマーサラブレッドクラブ
コース
周回 左回り
馬場 ダート・芝(平地競走のみ)
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デルマー競馬場(デルマーけいばじょう、Del Mar Racetrack)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州デルマーに位置する競馬場である。リゾート地として夏場に賑わいを見せる競馬場のひとつで、太平洋に程近い立地にあることから"Where The Turf Meets The Surf."という宣伝文句を掲げている。

歴史

デルマー競馬場は1937年7月3日に開設された競馬場で、建造に協力したビング・クロスビーパット・オブライエンジミー・デュランテらの競馬と関わりある俳優、シービスケットの馬主としても有名な実業家チャールズ・スチュワート・ハワードなどといった著名人が取締役に就任している。クロスビーはオープン時に入場門で出迎えるというファンサービスも行っている。

1938年8月12日、ハワード所有のシービスケットと、クロスビー所有のリガロッティとの賞金額25,000ドルのマッチレースダート9ハロン)が開催され、ハナ差を制してシービスケットが勝利した。当時の高い競馬人気も手伝い、このレースはNBCラジオによる初の全国規模の競馬中継となっている。

1942年から1944年の間は第二次世界大戦の影響で閉鎖されている。

1946年ビングクロスビーハンデキャップが創設される。同年、アッチソン・トピカ・アンド・サンタフェ鉄道がロサンゼルスからデルマーに延伸され、見物客や競走馬を運ぶようになり、1950年代には「西のサラトガ」とも呼ばれるまでに発展。その後も西海岸夏期の競走を行う場として定着した。

1990年代に、デルマーフェアグラウンド特別観覧席をはじめとした場内の大改装を実施する。また、1991年から1,000,000ドルという巨額の賞金額を用意してパシフィッククラシックステークスを創設した。

2017年2021年2024年[1]2025年(予定[2])にはブリーダーズカップが開催されている。

コース

楕円形の左回りコース。直線約280メートル2007年より、メイントラックの馬場素材がダートからオールウェザー(エコトラック)に変更された。

2014年2月、2015年にオールウェザー馬場を廃止してダート馬場に戻すことを発表した[3]

  • ダートコース(外周)
1周1マイル(8ハロン、約1609メートル)
  • 芝コース(内周)
1周7ハロン(約1408メートル)

主な競走

脚注

  1. ^ 24年のブリーダーズカップはデルマー開催、前回は日本馬が歴史的勝利JRA-VAN world、2023年2月24日配信・閲覧
  2. ^ ブリーダーズカップは24年に続き25年も西海岸デルマー競馬場で開催!主催者発表日刊スポーツ、2023年11月9日配信・閲覧
  3. ^ Report: Del Mar Plans Return to Dirt Surfacebloodhorse.com 2015年6月29日閲覧
  4. ^ a b c d 2014 Bing Meet Stakes Schedule” (英語). デルマーサラブレッドクラブ. 2014年9月9日閲覧。

関連項目

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