モボ101形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/12 02:52 UTC 版)
「京福電気鉄道モボ101形電車」の記事における「モボ101形」の解説
1929年に101 - 106の6両が藤永田造船所(現・三井造船)で製造された。車体は前面非貫通型・15m級2扉(側面窓配置dD10D、点対称)の半鋼製となっており、前面窓には3枚窓を採用し、運転台上に前照灯を、前面窓左上に標識灯を、右下に行先表示サボ受けを装備している。落成当初は、バンパー下にストライカーを装備、床下のロックフェンダにつながっていた。またドアと連動したホールディング・ステップを装備していたが戦時中に撤去された。自重は19.6t(新造時) 塗装は落成当初は単色塗りであった。モボ121形の落成後、当形式とモボ111形も塗色変更、雨樋から窓下までがダークアイボリー、窓下から車体下部までがダークグリーンで、2010年に京紫単一塗装が標準塗装となるまで実に74年の長きに渡って標準塗装として受け継がれている。 車内はロングシート構造で、網棚と吊革支持金具が一体となった構造が珍しかった。 制御器はGE製PC6(電空カム軸式総括制御)、主電動機はSE129B(44.8kW)×2、駆動装置は吊り掛け駆動、台車は新造時は神戸製鋼所製のトラックCを使用していたが、これは貨車用の台車のように軸バネが無いタイプで、ゴツゴツとした乗りこごちであった。 また、四条大宮・北野白梅町寄りにトロリーポールが設置されている。
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