モティア包囲戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/10/23 06:16 UTC 版)
モティア包囲戦は、紀元前398年夏にシケリア（シチリア）西部で発生した、カルタゴ領モティア（現在のマルサーラのサン・パンタレオ島）に対するシュラクサイとその同盟軍による攻城戦である。シュラクサイの僭主ディオニュシオス1世は、紀元前405年にカルタゴとの間に平和条約を結んだが、その後軍事力の強化に努め、シュラクサイにおける権力を確実なものとした。シュラクサイの防御を強化し、傭兵からなる大規模な陸軍と大規模な艦隊を整備した。さらに、新兵器である大型弩弓（オクシュペレス）と、五段櫂船[1]をも歴史上初めて導入した。紀元前398年、ディオニュシオスはカルタゴ領の都市であるモティアを攻撃し略奪した。カルタゴ王ヒミルコ（在位：紀元前406年 – 紀元前396年）は救援を試みたが失敗した。また紀元前398年の宣戦布告以降の戦いで、カルタゴは紀元前405年の条約で得た土地をほとんど失った。
- ^ Morrison (2004) Page 68
- ^ Baker G.P., Hannibal, p17
- ^ Kern, Paul B., Ancient Siege Warfare, p163-168
- ^ Freeman, Edward A., Sicily, p145-47
- ^ Kern, Paul B., Ancient Siege Warfare, p168-172
- ^ Church, Alfred J., Carthage, p44-45
- ^ Kern, Paul B., Ancient Siege Warfare, p174
- ^ Freeman, Edwrad A., Sicily, p153-54
- ^ Freeman, Edward A., Sicily, p158
- ^ Diod., 15.13.5
- ^ Kern, Paul B., Ancient Siege Warfare, p174-75
- ^ Kern, Paul B., Ancient Siege Warfare, p177
- ^ Diod., 14.7.2-3
- ^ Freeman, Edward A., Sicily, p157
- ^ Freeman, Edward A., Sicily, p158-59
- ^ Freeman, Edward A., Sicily, p160-163
- ^ Kern, Paul B., Ancient Siege Warfare, p178
- ^ Whitaker Joseph I.S., Motya, p75-76
- ^ Diod., 14.48.4
- ^ a b Whitaker, Joseph I.S., Motya, p78
- ^ Diodurus Siculus, XIV.49
- ^ Whitaker, Joseph I.S., Motya, p77
- ^ Kern, Paul B., Ancient Siege Warfare, p180
- ^ Whitaker, Joseph I.S., Motya, p78 note-2
- ^ Diodurus Siculus, XIV.50
- ^ Whitaker, Joseph I.S., Motya, p80-84
- ^ Kern, Paul B., Ancient Siege Warfare, p181-82
- ^ Kern Paul B., Ancient Siege Warfare, p183
[続きの解説]
「モティア包囲戦」の続きの解説一覧
- 1 モティア包囲戦とは
- 2 モティア包囲戦の概要
- 3 モティア攻撃
- 4 その後
このページでは「ウィキペディア」からモティア包囲戦を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書からモティア包囲戦を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書からモティア包囲戦を検索
Weblioに収録されているすべての辞書からモティア包囲戦を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書からモティア包囲戦を検索 - モティア包囲戦のページへのリンク
