モティア攻撃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 06:16 UTC 版)
カルタゴ艦隊の妨害が無くなったため、モティアに向かう突堤の建設は順調に進んだ。モティア自身は海軍をもっておらず、弓の射程まで突堤が延びてくるまで、ほとんど何もできなかった。突堤が完成すると、ディオニュシオスは攻城塔を前進させた。攻城塔はモティアの城壁より高く、最も高い建物と同程度の高さがあった。城壁上の守備兵を、攻城塔からの弓矢、投擲兵器、さらには大型弩弓による攻撃で制圧した。さらに城門を破壊するために破城槌を進めた。 モティアでは城壁内部に船のマストを建て、それに兵を上らせた。これらの「カラスの巣」から、可燃性のピッチをしみこませた亜麻を攻城兵器に投下して焼却を試みた。しかし、ギリシア軍は消火部隊を準備しており、モティア軍の努力にもかかわらず、攻城兵器は城門に達した。
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