もっ‐こう〔モク‐〕【木工】
もっ‐こう〔モクカウ〕【木×瓜】
読み方:もっこう
紋所の名。鳥の巣が卵を包んでいるように見える図柄。また、ウリを輪切りにした形を図案化したものともいう。すだれの帽額(もこう)に多く用いたところからいい、「木瓜」と当てて書いた。窠紋(かもん)。もこう。
もっ‐こう〔モクカウ〕【木香/唐=木=香】
読み方:もっこう
キク科の多年草。高さ約2メートルに達し、葉は広楕円形。暗紫色のアザミに似た花をつける。インド北部の原産。根には芳香と苦味があり、乾燥させたものを漢方で健胃・整腸薬に用いる。昔は衣服の防虫剤に用いた。
もっ‐こう〔モク‐〕【×沐×猴】
読み方:もっこう
猿の類。
もっ‐こう〔モクカウ〕【目耕】
もっ‐こう〔モクカウ〕【黙考】
木香
モッコウ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/26 09:04 UTC 版)
モッコウ | |||||||||||||||||||||
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モッコウの花 | |||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Dolomiaea costus (Falc.) Kasana & A.K.Pandey |
モッコウ(木香)とはキク科ドロミアエア属の植物。学名は Dolomiaea costus 。従来はトウヒレン属とされて Saussurea costus という学名だったが、2020年に変更された[1]。
ワシントン条約の附属書Iに記載され、商業目的のための国際取引が全面的に禁止されている[2]。原産地の冷涼な気候を好むため、雲南省や北海道で栽培が行われている[3]。
生薬
生薬のモッコウ(日本薬局方の定義による)。
インド北部原産の多年生草本で、最大で1メートルになる。花は管状花のみで、夏期に暗紫色の花を咲かせる。太く硬い根は木香(モッコウ)という日本薬局方に収録された生薬であり、芳香性健胃作用がある。帰脾湯、女神散などの漢方方剤に使われる。薫香としても用いられる。
脚注
- ^ Dolomiaea costus, Plants of the World Online
- ^ 香る花と実 コスタス - 小川香料
- ^ モッコウ、日本薬学会
固有名詞の分類
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