メレアグロス『花冠』ほかとは? わかりやすく解説

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メレアグロス『花冠』ほか

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 18:32 UTC 版)

ギリシア詞華集」の記事における「メレアグロス『花冠』ほか」の解説

ヘレニズム期の前100年から前80年頃、ガダラのメレアグロスが、現在知られる最古ギリシア語エピグラム選集花冠』(Στέφανος ステパノス) を編纂したメレアグロスはおそらく、当時出回っていたサッポー詩集アレクサンドリア図書館解体時に消失したことで知られる)や、テオグニス詩集偽作詩が混入した形で現存する)から詩を選出してこれを編纂したローマ帝国期1世紀ネロ宮廷詩人ピリッポス英語版)が、メレアグロス倣って同題の選集花冠』を編纂した同様にビザンツ期の6世紀、ユスティニアノス1世治世下のアガティアス選集『環』(Κύκλος キュクロス) を編纂した。これらと並行して1世紀のルピノス(英語版)が自作含む選集を、2世紀のストラトン(英語版)が稚児愛詩のみからなる自作含む選集稚児詩集』(Μούσα Παιδική ムーサ・パイディケー) を、2世紀のディオゲニアノス(英語版)が飲酒詩と風刺詩中心とする選集エピグラム詞華集』(Ἐπιγραμμάτων ἀνθολόγιον エピグランマトーン・アントロギオン) を、4世紀東方教父ナジアンゾスのグレゴリオス自作詩集を、それぞれに編纂した。 これら古代選集詩集はみな現存しないが、後述の『パラティン詞華集』を経て『ギリシア詞華集』収録詩や序詩引き継がれている。 ギリシア語エピグラムは、古代ローマラテン語詩人にも受容され、マルティアリスラテン語エピグラム集や『ラテン詞華集英語版)』の形成繋がった一方中世ヨーロッパではギリシア語エピグラム受容絶無等しくわずかに4世紀アウソニウスラテン語訳した約70篇が受容される程度だった。

※この「メレアグロス『花冠』ほか」の解説は、「ギリシア詞華集」の解説の一部です。
「メレアグロス『花冠』ほか」を含む「ギリシア詞華集」の記事については、「ギリシア詞華集」の概要を参照ください。

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