メルセデス4季連続、ハミルトン4回目のタイトル獲得
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 04:35 UTC 版)
「2017年のF1世界選手権」の記事における「メルセデス4季連続、ハミルトン4回目のタイトル獲得」の解説
2014年のレギュレーション変革によりエンジンが「パワーユニット(以下PU)」に変更されて以降、独走を続けるメルセデスが第17戦アメリカGPで4年連続4回目のコンストラクターズチャンピオンを獲得 した。この年はホイールベースの長さからテクニカルコース中心に苦戦したものの、メルセデスはチーム全体で20戦中12勝を飾り、今年も他チームを大きく上回る勝利数を記録したが、4年連続ドライバーズランキング1-2独占は達成できなかった。 ドライバーズチャンピオンシップは前年王者のニコ・ロズベルグが引退し、今年はメルセデスのルイス・ハミルトンとフェラーリのセバスチャン・ベッテルとの2人で争われた。開幕戦オーストラリアGPではベッテル・第2戦中国GPをハミルトンが制すると以降も一進一退のランキング争いが展開されたが、サマーブレイク後にはハミルトンが3連勝でベッテルを突き放した。一方ベッテルはアジアラウンドに入り第14戦シンガポールGPと第16戦日本GPの2戦でリタイアとなったことで大きく引き離され、第18戦メキシコGPでハミルトンが2年ぶり4回目のタイトルを獲得し、全戦完走も達成した。 引退したロズベルグに代わってメルセデスに移籍したバルテリ・ボッタスは移籍3戦目となる第3戦バーレーンGPで初のポールポジションを獲得。続く第4戦ロシアGPで初優勝を飾った。そしてハミルトンがチャンピオンを確定した後、第19戦ブラジルGPでポールポジションと2位、最終戦アブダビGPでポール・トゥ・ウィンを飾った。フェラーリのキミ・ライコネンはモナコGPで2008年フランスGP以来となるポールポジションを獲得。表彰台に安定して上り、復帰直後の2012年以来となる200ポイント越えを記録してランキング4位を獲得、チームのランキング2位にも貢献した。 一方、レッドブルはエースドライバーのダニエル・リカルドが1勝・昨年史上最年少優勝者となったマックス・フェルスタッペンが2勝を挙げたものの、シーズンを通じてPUやマシンのトラブルが多発しリタイア数が大幅に増加。終盤はPUコンポーネント交換によるグリッドペナルティを何度も受けながらの出走を強いられ、上位2チームに大差をつけられたコンストラクターズランキング3位でシーズンを終えた。
※この「メルセデス4季連続、ハミルトン4回目のタイトル獲得」の解説は、「2017年のF1世界選手権」の解説の一部です。
「メルセデス4季連続、ハミルトン4回目のタイトル獲得」を含む「2017年のF1世界選手権」の記事については、「2017年のF1世界選手権」の概要を参照ください。
- メルセデス4季連続、ハミルトン4回目のタイトル獲得のページへのリンク