メディアに曝された素顔
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/03 14:27 UTC 版)
「ローディ (バンド)」の記事における「メディアに曝された素顔」の解説
コスチュームがもたらす印象をバンドの方向性と密接に繋げイメージを作り上げてきた彼らの努力などお構い無しとばかりに、バンドとして成功したローディの素顔を暴こうと新聞各紙は虎視眈々と狙いをつけていた。2006年3月15日、フィンランドのタブロイド紙Ilta-Sanomatが顔の一部が写った普段着のMr.ローディの写真を掲載した。ローディはこれを侮辱だとして、また10年もの歳月をかけて創り上げたモンスター・イメージを破壊する試みだとして非難した。 The Daily Mail紙は同年5月22日号に、マスクもメイクアップもしていない素顔のローディといわれるバンドの写真を掲載した。しかし後にこれは全く違うバンドであるチルドレン・オブ・ボドムだと判明した。誤解を生んだ原因は、元キーボード奏者のエナリィが写っていたためであった。これは、エナリィがヘルプをしたチルドレン・オブ・ボドム1998年のツアーの頃撮影されたものではと推測されている。ただ、エナリィは2005年に脱退し、代わりにアヴァが加入済みであった。 ところが同日、ドイツのタブロイド紙Bild-Zeitungが「Bild Uncovered」というコーナーでMr.ローディの素顔写真を「彼こそモンスターのグランプリ、ドイツでは最も醜いヤツと評判」との見出しをつけて掲載した。その後、ヨーロッパ中のタブロイドや新聞紙上で写真が掲載されてしまった。 2日後の5月24日、フィンランドのタブロイド紙7 Päivääは一面に素顔のMr.ローディを載せ、さらに2日後には別のタブロイド紙Katso!が残りのメンバー4人全員のマスクをつけていない写真を暴露した。しかし、この2紙は読者からの激しい非難の集中砲火を浴び、即座に謝罪をした上で2度と暴露写真を掲載しないことを約束させられた。 同年5月26日のリトアニアのテレビでは、アテネの空港のテーブルに座る男4人と女1人の黒衣の集団を映し、数秒後Eurovision-TVのフィンランド人コメンテーターHeikki Paasonenがローディの黒いシャツを着てカメラの前に立ちはだかるという謎のビデオ映像が流れた。
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