メディアに対する規制の例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 14:03 UTC 版)
「フリー・メディア・アワード」の記事における「メディアに対する規制の例」の解説
2020年から2021年にかけて起きた、ベラルーシ反政府デモに関連する報道を行ったカチャルィナ・アンドレエワ、ダリヤ・チュリツォワの2人(どちらも2021年フリー・メディア・アワード受賞)は、2020年11月15日に逮捕され、2021年2月には2年間の懲役の判決を受けた。 2022年、ロシアのウクライナ侵攻が始まると、同年3月1日にロシア連邦検事局(ロシア語版)は、ドシチ(2014年フリー・メディア・アワード受賞)とモスクワのこだまに対し、報道の制限を要求した。また、同日、ロシア通信情報技術監督庁は、両メディアのサイトをブロックした。検事局は、両メディアの報道は、ロシア国民に対して過激主義・暴力を呼び掛ける情報であり、社会秩序と安全を紊乱する内容が含まれること、また、現行の法律に反するデモ活動を呼び掛けていることを、報道規制の理由であると発表した。これに対し、2022年3月3日、ドシチは一時的な報道中止を決定した。また、ドシチは、最後のニュースで、大勢のスタッフがカメラの前から立ち去るパフォーマンスと、ソ連8月クーデターの際に、ニュース報道の代わりに3日間流され続けていた白鳥の湖の映像を流し、抗議の意を示した。
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