ムアラ港
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 07:01 UTC 版)
ムアラはブルネイ唯一の水深の深い港湾を持つ。ムアラ港は1973年2月に商業港として開港、港湾省(Ports Department)が翌年1974年5月1日に発足した。港湾省は1986年1月1日より、関税・税務省(Customs and Excise Department)からすべての港湾管理・運営業務を引き継いだ。 1973年以降の工事により、埠頭は948m拡張され、うち250mはコンテナ専用埠頭、87mは総合埠頭となった。保管スペースの面積は、屋根付きの保管庫が16,950m2、長い保管倉庫が16,630m2、屋根なしの保管施設が5haとなった。コンテナ専用埠頭の総面積は92,034m2で、うち8,034m2 が屋根付きの施設である。ムアラコンテナターミナル(Muara Container Terminal)はPSAインターナショナル(PSA International)が2007年4月1日まで運営していたが、ブルネイ政府に返還された。返還された中には1つのコンテナ停泊地が含まれ、その規模は最大喫水12.5m、埠頭の全長は250mであった。 ムアラ港の港湾施設のうち2つはシェルの石油関連施設である。ブルネイシェルマーケティング社(Brunei Shell Marketing、BSM)はムアラ・ターミナルにおいて非常に大きな存在感がある。同所には大量のガスボンベを積むコンテナと歴青などの製品を保管する施設がある。 ブルネイシェル石油(Brunei Shell Petroleum)はムアラ港沿いに沖合での操業を支える施設を置いている。 桟橋は48mから120mまであり、3ヶ所の荷積み 施設と14の貯蔵タンクを備えている。 ブルネイ経済開発庁(Brunei Economic Development Board)による更なる開発計画も持ち上がっている。ムアラ・カットの浚渫や、ムアラ大島に架橋し、補助港湾を建設することが計画されている。
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