ミレニシキ【ミレニシキ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第11092号 |
登録年月日 | 2003年 3月 17日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | ミレニシキ よみ:ミレニシキ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 井邊時雄、坂井真、佐藤宏之、田村和彦、赤間芳洋、堀末登、安東郁男、須藤充、高舘正男、沼口憲治、古館宏、伊勢一男、平澤秀雄 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「ヒノヒカリ」に「稲系517」を交配して育成された固定品種であり、育成地(茨城県つくば市)における成熟期は中生の中、穂発芽性が難、耐倒伏性が強の水稲、粳種である。草型は穂重、稈長はやや短、細太はやや太、剛柔は剛、止葉の直立の程度は立である。穂長はやや長、穂数は少、粒着密度は密、穂軸の抽出度は中、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄、護穎の色は淡黄である。芒の有無と多少は稀、芒長は極短、芒色は黄白-黄である。玄米の形は中、大小及び精玄米千粒重はやや小、玄米の見かけの品質は中の下、光沢はやや不良、腹白の多少は少である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期は中生の早、成熟期は中生の中、穂発芽性は難、耐倒伏性は強、脱粒性は難である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a、k、穂いもちほ場抵抗性及び葉いもちほ場抵抗性は強、白葉枯病ほ場抵抗性はやや強、しま葉枯病抵抗性品種群別は日本水稲型(+)である。アミロース含量は中、蛋白質含量はやや低である。「朝の光」及び「キヌヒカリ」と比較して、穂発芽性が難であること、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-a、kであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成元年に農業研究センター(現独立行政法人農業技術研究機構、茨城県つくば市)において、「ヒノヒカリ」に「稲系517」を交配し、雑種第4代で個体選抜を行い、以後、系統育種法により固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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