ミレサ・シルフ【ミレサ シルフ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第6071号 |
登録年月日 | 1998年 1月 22日 | |
農林水産植物の種類 | シンビジウム | |
登録品種の名称及びその読み | ミレサ・シルフ よみ:ミレサ シルフ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 1998年 2月 22日 | |
品種登録者の名称 | 有限会社高木農園 | |
品種登録者の住所 | 広島県高田郡八千代町土師86番地の4 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 高木誠作 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「ワカクサ」に「ミレッタ」を交配して育成されたものであり,花はドーサル・セパルが浅黄緑の地色に穏黄緑のぼかし,ラテラル・セパルが浅黄緑の地色に黄緑のぼかし,ペタルが浅黄緑の単色で,リップが長三角形で黄白の地色に浅黄の斑点が入る中型種である。 草型の大きさは中,草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は円形,横断面の形は扁円形,高さは31~60㎜,長径は31~50㎜である。葉の全体の形は広線形,先端の形は不等鋭先形,頂点の角度は30~45゚,先端の角度は60~90゚,葉の長さは45~75㎝,幅は21~30㎜,葉色は濃緑,葉数は10~12である。1花茎の花数は11~20,花茎の太さは6.1~9.0㎜,長さは50~80㎝,色は淡緑である。咲き型は平咲き,花の横径は61~80㎜,縦径は81~100㎜,ドーサル・セパルの正面の形は長楕円形,先端の形は微突形,ラテラル・セパルの正面の形は湾曲倒卵形,先端の形は不等微突形,ペタル正面の形は広かま形,先端の形は不等微突形である。リップの正面の形は長三角形,先端の形は鋭形,周縁の反転は小,波打ちは中である。全体的な花色は緑系,花色はドーサル・セパルは浅黄緑(JHS カラーチャート3109)の地色に穏黄緑(同3513)のぼかしが入る,ラテラル・セパルは浅黄緑(同3109)の地色に黄緑(同3311)のぼかしが入る,ペタルは浅黄緑(同3103)の単色,リップは黄白(同2501)の地色に浅黄(同2511)の斑点が入る。花の香りは中,開花期は冬である。 「ワル・アイドル」と比較して,咲き型が平咲きであること,花が大きいこと,ドーサル・セパルの地色が浅黄緑で穏黄緑のぼかしが入ること,リップ内側の斑点の色が浅黄であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和58年に出願者の温室(広島県高田郡八千代町)において,「ワカクサ」に「ミレッタ」を交配して得られた実生の開花株の中から選抜されたものであり,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,平成5年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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