岬ウェーブゆらら

品種登録データベース

岬ウェーブゆらら【ﾐｻｷｳｪｰﾌﾞﾕﾗﾗ】（草花類）

	登録番号	第14845号
	登録年月日	2007年 2月 20日
	農林水産植物の種類	オンシジウム
	登録品種の名称及びその読み	岬ウェーブゆらら 　よみ：ﾐｻｷｳｪｰﾌﾞﾕﾗﾗ
	品種登録の有効期限	25 年
	育成者権の消滅日
	品種登録者の名称	山本嘉隆
	品種登録者の住所	愛知県知多郡南知多町大字豊浜字小佐２４番地
登録品種の育成をした者の氏名	山本嘉隆
登録品種の植物体の特性の概要
この品種は、「アロハ・イワナガ」にOncidium marshallianumを交配して育成されたものであり、花はドーサル・セパル及びペタルが明緑黄の地色に褐の胡麻斑及び虎斑が入り、ラテラル・セパルが明緑黄の地色に褐の虎斑が入り、リップは明緑黄の地色の単色で鉢物向きの小輪花である。株の大きさは小、草姿は斜上である。ぎ球茎の正面及び平面の形は長楕円形、溝（稜）の有無は有、高さは51～75㎜、長径は31～45㎜である。葉の正面の形は広線形、横断面の形はⅡ型、向きは斜上、下垂性は弱、長さはやや短、幅は中、表面の色は緑、全葉数は４枚である。花序の型は複総状、分枝回数は１回、無限花序の性質の強さは無、花序の長さ及び幅は中、花数は多、花茎の抽出方向は斜上、強さは強、花型は平、距の有無は無、花の横径は小、縦径はやや小である。ドーサル・セパルの正面の形は楕円形、先端の形は微突形、ねじれの程度は無、長さは短、幅は狭、ラテラル・セパルの正面の形は長楕円状披針形、先端の形は不等鈍形、ねじれは無、長さは短、幅は狭、ペタルの正面の形は長方形、先端の形は微突形、ねじれは無、周縁の波打ちは有である。リップの正面の形はⅦ型、先端の形は銀杏形、側裂片の大きさは小、長さはやや短、幅は中である。花色はドーサル・セパル及びペタルは明緑黄（JHS カラーチャート2705）の地色に褐（同1309）の胡麻斑及び虎斑が入る、ラテラル・セパルは明緑黄（同2705）の地色に褐（同1309）の虎斑が入る、リップは明緑黄（同2705）の単色である。花の香りは無、開花期は不定期である。「アロハ・イワナガ」と比較して、ぎ球茎の溝（稜）が有ること、ドーサル・セパル正面の形が楕円形であること、ペタル正面の形が長方形であること等で、「ゴワー・ラムゼイ」と比較して、ペタル正面の形が長方形であること、ドーサル・セパル及びペタルの斑の型が胡麻斑及び虎斑であること等で区別性が認められる。
登録品種の育成の経過の概要
この品種は、昭和62年に出願者の温室（愛知県知多郡南知多町）において、「アロハ・イワナガ」にOnc. marshallianumを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成15年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。