欠く

デジタル大辞泉

か・く【欠く／^×闕く】

読み方：かく

［動カ五（四）］

１ かたい物の一部分を壊す。損ずる。「茶碗のふちを—・く」「氷を—・く」

２ なくては困るもの、また必要とするものが備わっていない。あるべきものを持たない。「精彩を—・く表情」「きめ手を—・く」

３ （「欠くことができない」「欠くべからざる」の形で）それなしでは済ますことができない。絶対なくてはならない。「水は人間に—・くことができない」「必要—・くべからざる条件」

４ なすべきことを怠る。おろそかにする。「義理を—・く」「勇気を—・く行為」

[可能] かける

［動カ下二］「か（欠）ける」の文語形。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

欠く

出典:『Wiktionary』 (2021/08/12 12:43 UTC 版)

和語の漢字表記

欠 く（かく）

1. 部分や要素がない、不足していること。かく#動詞：欠く を参照。

Weblio日本語例文用例辞書

「欠く」の例文・使い方・用例・文例

• 本書の欠点は、既婚者である著者が非婚をすすめても、説得力を欠く事である。
• 彼は贅沢品は言うまでもなく、日用品を買うのにも事欠く。
• 電話は現代生活に欠くことができないものだ。
• 睡眠は健康に欠くことができないものです。
• 水は生きるうえで欠くべからざるものだ。
• 叔父は大の愛煙家です。彼にとってタバコは欠くことができない。
• 車は郊外の生活に欠くことが出来ないものである。
• 実際にこれらの目標を実現するのに欠くべからざる役割を果たしてきた。
• 私達はときどき老人に対して忍耐力を欠く。
• 最後の詰めを怠ったばかりに、画竜点睛を欠くはめになってしまったね。
• 言語は人間社会にとって欠くことのできない道具である。
• 健康は幸福に欠くことができない。
• 空気と水は両方とも生命にとって欠くことができない。
• 変則動詞 《助動詞など, 形態上動詞としての正規の活用を欠くもの》.
• 一貫性を欠く.
• 彼は決断力を欠く.
• まったく公平を欠く.
• 彼らは得意先に事欠くことがなかった.
• 精彩を欠く公演[演奏, 演技].
• 今この瞬間にも食べるにこと欠く人がたくさんいる.