マレーシアの品種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 15:24 UTC 版)
「ドリアン (果実)」の記事における「マレーシアの品種」の解説
マレーシアおよびシンガポール(シンガポールはドリアンの大半をマレーシアから輸入しているため品種は類似しているが、名称にわずかに違いがあることがある)で人気の栽培品種には、「D24」(甘くほろ苦いで知られる人気品種)、「XO」(薄い色で濃厚な果肉を持ち、香りはアルコール発酵の雰囲気がある)、「竹脚」("Chook Kiok"(広東語から)。茎の内部に独特の黄色がかった芯を持つ)、そして「猫山王/猫山皇」("Musang King"。'musang' はマレー語でマレージャコウネコ(英語版)を指す。全ての栽培品種で最も高価)がある。猫山王はその明るい黄色の果肉で知られ、D24をより強くしたようなものである。 マレーシア農業・農業関連産業省(英語版)は1934年にドリアンの品種の登録を開始した。色、質感、匂い、収量、様々な病気に対する抵抗性で望ましい品質を持つ13のマレーシア品種が存在する。 地元で「ドリアンIOI」と呼ばれる品種は、丸形の中型で、外皮は緑色と黄色、取り外しやすい果肉を有する。果肉は中程度に濃厚で、固く、色は黄色で、甘い。もう一つの一般的な品種「紅蝦」(Hong xia)はパハン州とジョホール州で見られる。果実は卵形の中型で、茶色がかった緑色の皮と短かい棘を持つ。果肉は濃厚で、固くはなく、黄色で、甘い。
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