マラサイ重装高機動タイプ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/28 06:24 UTC 版)
「マラサイ」の記事における「マラサイ重装高機動タイプ」の解説
「ホビージャパン」1985年11月号が初出で、同誌別冊『MOBILE SUIT Ζ GUNDAM』に再録された。 バスク・オム親衛隊として編成されたティターンズ第5師団向けにマラサイを改修した特別仕様機。高コスト機ゆえに量産化はされていない。熱核反応方式の大型メインスラスターを採用したほか、スカート部への高機動スラスターパックの増設、脚部スラスターの大推力化などの改修が加えられた結果、モビルアーマー (MA) に匹敵する空間機動性の獲得という目標を実現している。なお、推力系の強化に伴う燃料消費量の増加を補うべく、最大8基のドロップタンクが標準装備となっている。 防御面では、胸部などの機体前方を中心として耐熱・耐衝撃性能に優れた軽量の複合材料製の増加装甲を装着しているほか、上腕部はケプラー製の関節カバーで覆われており、右肩部のシールドは3連装のミサイルポッドと複合された1枚板に変更されている。また、後部スカートも延長され、シールドと併せて放熱板としての機能も持たされている。 武装面では、頭部と左腕部に2門づつの23mm機関砲を、右腕部にグレネード弾を固定装備しており、右肩部のミサイルポッドには対MSミサイルを装填するほか、各部のマウントラッチには別の武装も外装できる。携行するビームライフルは延長銃身と増幅器を取り付けたロングレンジタイプを選択しており、スナイパーライフルとして用いることが可能。また、頭部にはミノフスキー・スモークディスチャージャーも備えている。
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