ドロップタンク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 07:24 UTC 版)
ハードポイントに取り付けられ、飛行中に切り離し可能になっている増槽のこと。普通は両端が尖った円柱形状あるいは紡錘形をしており、一見したところ爆弾かミサイルのようにも見える。それ自体の飛翔を目的としないので、ほとんどの物は安定板を持たないが、投下時に機体にぶつからないように安定させるために付いているものもある。堀越二郎の考案により日本の九六式艦上戦闘機で採用されたものを皮切りに第二次世界大戦ごろから各国で使用される様になった。この時期は機関銃・機関砲によるドッグファイトの機会が多かったため、空気抵抗と重量の低減や弾着による引火爆発防止のため、残量にかかわらず会敵時に投棄されることが多かった。そのため、飛行時には先にドロップタンクの燃料から消費し、機内タンクの燃料を温存した。
※この「ドロップタンク」の解説は、「増槽」の解説の一部です。
「ドロップタンク」を含む「増槽」の記事については、「増槽」の概要を参照ください。
- ドロップタンクのページへのリンク