マミヤへの愛
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 17:37 UTC 版)
レイがマミヤの村に用心棒として入ったのは、牙一族に雇われて、村を乗っ取るための刺客として送り込まれたためであるが、マミヤがリンと水浴びをしている所に現れ、彼女が身に纏っていた布を剥ぎ取り、「野盗にくれてやるには惜しい」と元来の優しい目を見せ、牙一族を裏切る。 ある時は、「女を捨てた」と言い張るマミヤの着衣を水鳥拳で切り裂いて、胸をあらわにしてしまう。思わず乳房を隠すマミヤに、「女でなければ胸を隠す必要もない」と、彼女が戦い続けることをいましめ、彼なりの優しさを表現する。この時、アイリが結婚式で着けるはずだったケープを頭に被せ、「帰ってきたら純白のケープをプレゼントする」と発言している。 こうしてマミヤと接して見守っている間に、いつしか彼女を愛するようになるが、マミヤがケンシロウに惹かれていると悟ると、彼女を見守り、彼女の心の中に生きようとする。 だがマミヤの村で、ラオウによりマミヤが危険にさらされそうになった際、思わずレイはラオウにマミヤを殺さないように懇願する。そして、ラオウから心中を指摘された際、「自分に愛というものを教えてくれた唯一の女」であると、秘めていたマミヤへの思いを告白した。 ラオウに「新血愁」を突かれて徐々に体が破壊され苦痛に耐える中、マミヤはレイの苦痛を和らげる薬を探すために、メディスンシティーに向かう。しかし町を支配していたガルフという男に彼女は捕らわれてしまう。レイはマミヤを救出するが、その際、彼女の破れた衣服から覗く背中の肌に「UD」の焼印を目撃し、その印は南斗六聖拳のユダの手によるものだと発覚する。レイはマミヤの背中にある焼印の理由を村人に問いつめた所、「過去に美女を探していたユダがマミヤの噂を耳にし、彼女の20歳の誕生日に両親を殺害してマミヤを拐い、数日後にユダのもとからマミヤは逃延びて村に戻ってきた。その時から彼女は自分が女であることを捨てた」ということを明かされる。マミヤから未来を奪って戦い続けることを宿命づけ、彼女の"死の運命"の鍵をも握る男である南斗六聖拳「妖星」のユダを倒すために、レイは余命として残る時間をマミヤに捧げて、自分の最期を飾ろうとする。こうしてレイとユダは宿敵として拳を交えることとなる。
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